2012-06-05 22:18:21

凄まじい証言

テーマ:精神医療
先日のセミナー。

セミナーに参加できるということは、ほぼ被害から回復しているかその途上にある人達であるが、どの方もかつて精神疾患のレッテルを貼られる要素などほとんど見当たらなかった。

参加者から聞いた証言の数々はほんとに衝撃でした。
まとめて世に問いたいと思います。

その中でも、あるソーシャルワーカーの証言は貴重だった。
生活保護の状況にある患者さんの支援をする立場にある方である。

彼女の証言を引用する。

病院に勤務している頃は、薬のことは医師にお任せで、それを信じていた。しかしなかなか良くならない、退院できない患者さんもたくさん見ており疑問があった。地域のワーカーになってみると、医師との距離がとても遠く感じた。連携が取りづらい。医師からも連絡は入らない。診察できちんと話せる利用者はほとんどいない。わからないまま薬を大量に飲んでいる。

そして、一人暮らしの利用者が次々と、「急性心不全」で突然死している。自分が第一発見者になったことも何度もある。ODしたわけでもないのに、ある日突然、利用者が死ぬ。
長年大量に精神薬を飲み続けたことで、内臓に負担がかかっているのではないか。

だから極力診察に同行する。医師を気遣いながら、薬を話をする。意外にも、あっさり減らしたり、変えたりする。じゃあ今までの処方はなんだったのかと思う。

医師を信用できなくなり、身近な私がもっと薬理学を勉強し、薬のリスクや減薬について、彼らにきちんと話せるようになりたいと思い、勉強を開始した。

精神保健福祉関連は、お金がない。補助金も減額されている。
しかし地域のワーカーが24時間365日体制で電話や訪問ができれば、減薬、断薬に踏み切れると思っている。夜が孤独で、不安だけど、地域の援助は薄い。だから薬を飲み、依存するしかない。医師も本人が辛いといえば、どんどん薬を盛っていく。でも職場で対応している相談のほとんどは、さみしい、孤独だ、誰かと話したい、内容。ちょっと話したりアドバイスすることで、頓服を飲まずに過ごせたり、眠れなくてもあせらなくなったりする。

手厚い援助が地域にあれば、入院しなくても、断薬してもよくなるはずだと、信じている。

引用以上。

毎年数万の不審死があることは知っていたが、現場のソーシャルワーカーの証言は決定的だ。
この件を社会問題化させたい。

また、彼女の証言は、解決の道筋も指示してくれている。








コメント

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1 ■無題

看護師の資格でソーシャルワーカーになれるなら
うちの養護教諭時代生徒を精神病院送りにしていた母親は、準看護師の資格は持ってたから、精神病院のソーシャルワーカーとして薬漬け医療に関わってた事でしょうwww


15年前住んでいる所に突然来た時、精神病院で働いてますというメモを残して行きましたから


男の人と同じにフルに8時間働けて、公務員の手厚い保障もあって、退職金の額だって途中でやめたら減るのに、わざわざ精神病院に転職!?
そこまでするか!と大変ショックを受けました。

母親は、福祉になんて全く興味は無い人で、従姉妹が養護学校勤務になったら、あっほやなあほやな!大変やのに、と言ってたような人間です。
とても福祉に目覚め精神に障害を持つ人のお世話をしようなどとは思わないと思います。

病院との太いパイプを作っておく目的だったと思います。

この恐ろしい執着心・・・

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