極度の販売不振にあえいでいるルノーサムスン自動車が、在庫を減らすため、今月中に工場の操業日数を5日減らす方針を打ち出した。ルノーサムスンは「今月1日に工場の操業を休止したのに続き、今後月曜日と金曜日に操業を休止し、火・水・木曜日だけ操業する体制に移行する」と7日発表した。ルノーサムスンは現在、週末の特別勤務や平日の超過勤務を全く行っていない。
今年に入り、ルノーサムスンの韓国国内での販売台数は昨年に比べ38.3%減少した。1月に約6200台だった販売台数は、先月には約4600台に減少した。とりわけ、欧州諸国の景気低迷により、輸出量も今年に入り20%減少し、これが生産縮小に決定的な影響を与えたとみられる。ルノーサムスンは輸出量全体の約20%を欧州諸国が占めている。
ルノーサムスンの関係者は「今年下半期、SM3とSM5の仕様を一部変更したモデルの発売を控えており、これまでの車種の販売量が減少する見通しだ。下半期の反撃を目指している」と語った。なお、ルノーサムスンは昨年12月にも、在庫の増加を理由に製造ラインを10日間停止した。今年1月からは平日の通常の操業を再開したが、4月と5月には4日ずつ操業を休止した。