震災がれき、地権者らと埋め立て協定視野 島田市長(2012/6/14 08:10)
島田市議会6月定例会は13日、2日目の一般質問を行った。桜井勝郎市長は最終処分場(同市阪本)の一部地権者が震災がれきの搬入中止を求めている問題で、地元自治会、地権者と埋め立て処理について協定書か覚書を取り交わすことを視野に入れている考えを明らかにした。
桜井洋子氏は「最終処分場は傾斜地にあり、降雨で覆土が削られたり、表流水が流れ出るなど問題があったと聞いている」と指摘。桜井市長は表流水対策として、敷地内の平たん部に雨水を導水するための溝を付けたほか、調整機能を持った池を施工したと述べた。市の担当者は「(地元から受けた通知に対し)条件を示していただければ行政としてできる範囲内で応えていきたいと回答した」とし、地権者らと協議を続けていく意向を示した。
同処分場での放射性物質の検査で桜井市長は、市独自の測定項目や検査周期などを国のガイドラインより増やす予定とした。がれきにコンクリート片などが混入していた問題に関しては、岩手、静岡両県の対策とともに、市としても搬入時のコンテナごとの目視検査を引き続き行っていくという。
清水唯史氏のSLフェスタの質問では、10月5日から8日の4日間で実施し、親子SL乗車体験や転車台手回し体験、ミニ鉄道体験に加え、新たに写真コンテストを開くなどとする概要を説明。フェスタは来年度以降も開催する方向という。
このほか、星野哲也氏、平松吉祝氏、松本敏氏が登壇した。
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