吹奏楽
三重県文化会館で20日開かれた第35回全日本アンサンブルコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)で、東北支部代表として福島県から出場した磐城高校吹奏楽部の木管四重奏が金賞を受賞した。4人は「元気な演奏を知ってもらうことが被災地を支援してくれた方々へのお礼」と話した。
オーボエとファゴットが2人ずつという編成でファッシュ作曲の「ソナタ ヘ長調」を演奏。「緊張で足がすくんだ」と振り返りながらも、優雅な調べを明るく伸びやかに披露し、大きな拍手を浴びた。
松本梨奈さん(2年)は「震災後に支えてくれた人たちに楽しんで演奏する姿を伝えられたと思う。アンサンブルをやってこられて良かったです」と話した。高橋茉優(まゆ)さん(2年)は「悔いのない演奏ができた」、松本圭司さん(2年)は「心から曲を吹いて楽しめた」。ただ1人、1年生で参加した大和田璃奈(りな)さんは「みんなに実力的に追いつかず悩んだこともありましたが、きょうは納得のいく演奏ができました」と喜んでいた。
吹奏楽用にアレンジしたクラシック有名曲を集めたコンピ盤。吹奏楽コンクール全国大会出場の実力校のライブ録音と、同じ曲のオーケストラ版の2枚組