【ZERO MAGAZINE / ゼロマガジン】

CHERRYさんインタビュー、堂々の最終回！

昨今のハードコアシーン、音楽への憂いと希望、現在の考え、行動...。

そして...



C：
復活だけでも手を貸してくれへんか？ ってINOBEにも、声をかけたんですよ。

でも、INOBEは今2つぐらいバンドやってて、忙しいみたいやからね。

VANQUISHゆーのと、あと何かやったけど、メンバーがメジャーの子で、その人の都合に合わせて、練習やレコーディングを東京で やってるらしいからね。

もう1つのバンドも、年明けから6月まで、毎月ミニアルバムを出す予定らしいし。

ライブやったらできるかも知れないけど、ちょっと厳しいみたいです。

それでデバソに話を振ってって感じで。

N：
もう、説得力が十分過ぎるぐらいあるメンバーですよね。

C：
今日もワッティーと話してたんですけど、

デバソは今アコギしか触ってないらしいけど、あいつそろそろネットでギター買うんとちゃうかって（笑）。

まあ、後で言うけど、ZOUOのTシャツとかブートがネットで出てるのをメールで俺に知らせてきますからね（笑）。

『こんなん売ってますわ?！』って感じで（笑）。

N：
いや?、すごく出てると思いますよ。

C：
活動は、そんな感じで復活したいと思ってますね。

それで復活できたらすぐに、今のメンバーでもう1回録り直そうと思ってるんですよ。

N：
セルフカバー的にですか？

C：
そうそう。

セカンドなんて、はっきり言ってボーカルボロボロやからね。

遊ぶのに忙しかったから、2テイクぐらいで終わってるんですよ。

録れたらええわっていうノリで（笑）。

でも、あれはいらんことやり過ぎて録音金額はすごいことになってるんですよね。

N：
例のTAGRAG、オメガですか？

C：
うん、お友達価格でも高額になってしまってた（笑）。

N：
あそこは、良いスタジオですもんね。

C：
だから、今後の活動はそうやね、
本体のDANSE MACABREを復活するのと、NASHIの越君とケイゴ君と、ベースを探してるんやけど、SUNSHINEで。

レコーディングはとりあえず、3曲ぐらい録り終わってます。

この後、越君と打ち合わせですわ。

越君もNASHIの時のSGリペア出してるし、
あとはディ ストーション買いに行かなあかんっていう気合いの入りようで（笑）。

今後、R.F.D.とカップリングの話もあるしね。

N：
それは、ぜひ！ぜひ！お願いします。

C：
もうちょっと煮詰めてやりたいなって話してるんで、少しペースダウンするかも知れないけど。

N：


C：
あとは、個人のアレやけど、BLACK MONDAY。

空いてる月曜日にKING COBRAでやってたんやけど、
今度の3月21日を最後に 、これからは月１回位にして曜日も変えようかなっと思っています。

これからも毎回1バンドをライブテイクで録っていきたいなっておもってるんですよ。

N：
BLACK MONDAY SESSIONみたいな感じでですね。

C：
そうそう。

この間は、ORGANISMかな。

あれを録ったんやけど、それを集めてコンピでも出したいなって思ってるんですよ。

出来が良くて、本人達が出したいのであれば、話し合いで個人で出しても良いんですけど、それよりコンピを出したいなって思う んですよね。

それで出来たら、ギャラは出されへんけど撮れるようなノリにしてって感じで。

N：
それは、レーベルみたいな形ですか？

C：
レーベルの名前を付けるかどうか分からないけどね。

BLACK MONDAY単発のものでやるか決まってないけど、ゆくゆくは出したいなって考えてます。

でも、このペースやったら2年ぐらいかかるんちゃうか？ って感じです（笑）。

外国とかでもよくあるでしょ？ 50曲ぐらい入ってるCDとか。

ああいう形にしようと思ってます。

N：
それは非常に面白いですね。

C：
そういうのを日本であんまり出してる奴が居ないから、出したいと思うんですよね。

本当は1バンドじゃなくて、もっとたくさん録りたいんやけど、それをすると録る方のハビさんやカズマサが死にそうになると思うんでね（笑）。



N：
いえ...

やらせます（笑）。

C：
来てくれるかどうか分かれへんしね。

今の若手のバンドなんか知らんから、ハビさん任せになってるし。

一応、それで回っていければなって思てるんですけど。

N：
ぜひ、盛り上げていきたいですね。

C：
これでお客さんでも付いたら、BAR営業でもするかなって思うんやけど、今の状態やったらBARしてもキツいぞ、みたいなノリやからね（笑）。

N：
やれば、やっぱり反応あると思うんですけど。

C：
まあ、そんな感じなんで、遊びに来てくれて、盛り上がっていければそれだけバンドもやり易いやろうし、録る音も面白くなってくると思うんでね。

N：
はい、絶対そうだと思います。

それと、これはまた別の質問なんですけど、西田君はデザインもやられてましたよね？

C：
かなり昔にやってたな?。

N：
そういう活動を今後やられる予定はありますか？

C：
今、仕事なんてはっきり言って無いからね（笑）。

N：
何かそういうのをやられて、Tシャツにしたりとか。

C：
SUNSHINEのアレで良かったらやってくれへんかっていうのがあって、したいなっていう考えもあるんですけどね。

ただ、アナログなやり方しか知らないですからね。

コンピューターも勉強せなあかんやろうし...。

逆にアナログのほうが、ええんかも知れないですけど。

N：
何かあれば、お手伝いさせて頂きますので。

最後に...

ZOUOの再結成はありますか？

C：
それは、みんな聞きますね（笑）。



N:
一番、聞きたいところだと思います！

あと、お聞きしたいのですが、大阪のシーンについては、どう思われますか？

C：
今の？

昔の？

N：
まず、昔のシーンを聞かせて頂けますか？

C：
昔はね....

まあ、チャージの問題を別にすれば、動員数は俺らが一番あったと思いますよ。

ハードコアの中やったらね。

京都、西部講堂とか人数入ったりしてるけど、あれは何個かハードコアバンドが入ってるだけで、ハードコアシーンとまた違うしね。

神戸では、ZOUOの時は、ほとんどやってないんちゃうかな。

DANSE MACABREでは、何回かあるけど。

N：
チキンジョージとかは？

C：
チキンジョージもないね。

夙川とかやったかな、あんまり憶えてないんですけど（笑）。

大阪での動員数はあったと思いますね。

それやから頑張れたし、ムチャもできたし、アツいこともできたし。

N：
今の大阪のシーンは、どう思われますか？

C：
やっぱり、さっきも言ったように、細分化してしまってるかな。

N：
ここ最近観た中で、何か印象に残ったバンドはありますか？

C：
一番、最近観たのやったら...ヤスウミさん。

ヤスウミさんハードコアしてるわ！ って（笑）。

あれ何やったかな....

そこのドラムが岡野君モドキな感じで。

テクじゃなくて、ルックスとか動きがね（笑）。

あとORGANISMは、ハードコア一本で行こうとしてて、気合い入ってるなって思いましたね。

上手いなと思ったのは、現役でやってるのやったらＥｘｔｉｎｃｔ　Ｇｏｖｅｒｎｍｅｎｔですね。

あそこは貫禄出てきてるし。

FRAMTIDもアレやけど、あんまり分かれへんジャンルやから（笑）。

スカンジノリっていうんかな、ものすごい速いノリで面白いと思いますけどね。

俺が、歳をとったから、ちょっと聴くのがしんどいのかも知れないけど（笑）、良いと思いますよ。

それぐらいかな、飲んだくれてるだけで、あんまり観てないから ね（笑）。

R.F.Dは、昔からの世代やから、今のシーンって言ったら、違うやろ（笑）。

N：
いえいえいえ（笑）！

C：
この間の面白かったけどね。

KING COBRAというよりは、クラブとかでやりそうな感じでしょうけどね。

もっと大きい箱でやったほうが、ええん違うかな。

N：
いえいえ、そんな...。

あと、当時の面白エピソード的なものとかありますでしょうか？

C：
あんまり言ったら何やけど、最近の子は大人しいんかな？って思うとこあるかも知れないですね。

まあ...

あの時代は、PUNKをやるっていうだけでも、頭おかしかったんかもな。

N：
そんなに居てなかったですもんね。

C：
気を張ってないと、できなかったですからね。

絶対、近所でキチガイ扱いになるから（笑）。

N：
そうですよね（笑）。

C：
族の連中に絡まれたりするからね、気狂うしかなっかったですよ。

今の子も相変わらずそういう目で見られてるんやろうけど、イジメられるっていうか、いらわれる感じはあんまりないですよね。

特にアメ村とか見てたら思うんですけど。

N：
確かに、この区画に居ましたらね（笑）。

C：
昔は、やっぱり酔った暴走族やヤンキーに、いらわれとったからね。

N：
モメたりってことですか？

C：
そうやね、モメるっていうか、遊び半分で来るから。

だから、俺らが武装し始めたのもあるんやけどね（笑）。

N：
そこからの武装と（笑）。

C：
面白かったけどね（笑）。

モメて、ああん！？って言ったら、TOTTSUANとかみんな警棒持ってたから、10人ぐらいでバシッ！ って出して （笑）。

N：
そうですね、危ない話です（笑）。

C：
今、あんなアメリカのポリみたいな警棒持ってたら捕まるでしょ 笑）。

警察が来ても、飾りや！ って言って、通してたからね。

『こんなんで人殴ったら死にますやん?』って言ってたけど、実 際ボッコボッコやってたからね（笑）。

N：
（爆笑）！！！

C：
あの時代の日本のハードコアは、みんなそんな感じでしたよ。

東京もそうやったし。

名古屋はどうか知らんかったけど。

N：
名古屋はロカビリーの街っていうイメージがありましたね（笑）。

それでは、長々とインタビューをさせて頂いたんですけども、この辺で終了させて頂きます。

C：
とりあえず、お疲れさまでした！

N：
はい！ ありがとうございました！




荒れ狂う怒濤の時代を体験した人にとっては、懐かしさと知られざるエピソードに感し、体験し得なかった若者には、魂に仕掛 ける最高の起爆剤となって頂けたのではないでしょうか！

そして何より！CHERRYさん×NAOTO君！！

この前代未聞の対談インタビューの実現は、今後のシーンをも大きく揺らし、激しくアクションさせる"核"となります！！！

今年も、他では絶対に読めない独自のインタビューを、愛読して頂いてる皆様にお届けして参ります！

大いに期待していて下さい！！！

次回のインタビューは？



ZOUOのギターリスト！デバソ氏です！！！

３月２８日更新です！