中部電・知多第二火力、夏に備えガスタービン交換 ツイート
2012/06/14
新しいガスタービンを設置する様子
中部電力の知多第二火力発電所 (百留誠一所長) で、ガスタービン取り換え工事が行われている。 組み立てられた状態のタービンを既設と交換する工事は日本で珍しく、中部電力では初の試み。 取り換える2号ガスタービンは長期計画停止中だったが、原子力停止による需給対策として2011年8月に再稼働。 昨夏・昨冬の供給を支えた。 原子力の見通しが依然不透明なため、経済性を考慮して最新機種への更新に踏み切った。 前例のない工事に知多第二は、綿密な計画を練り上げ着実に進めている。
知多第二は70万キロワットの発電設備2機の発電所として運転を開始した。 その後、効率向上と出力増加のため、ガスタービンを2機にそれぞれ後付けで増設した。
しかし、2号ガスタービンは燃焼器の不具合で09年に長期計画停止となる。 そこへ昨夏の全国的な需給逼迫。 知多第二はガスタービンの再稼働にあたり、燃焼器の構造や燃焼特性を熟知した保守員・運転員により修理方法や運転方法を確立。運転状態値の監視も強化し、安定操業を続けた。
手厚い保守・監視体制と、冬に燃焼器を最後の予備品と交換して運転を続けていたが、需給問題は収まる気配がない。 そこで運転継続にあたり、信頼性と経済性を向上させるため、ガスタービンを本体ごと最新機種に取り換えることに決めた。 (本紙5面より抜粋)
夏に備えガスタービン交換
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