2012年02月04日

【パブコメ】大阪府の自殺対策に意見を届けよう!

先日、大切な友人が亡くなった。
21歳の彼が、セーラー服を着ていたときからの知り合いで、
隣の高校にかよう彼には、まるで自分の分身を観ているような気持ちだった。

きみが書いてくれた手紙を、一生忘れない。
教室でぶったおれ、自傷を繰り返していても、大好きだったあの学校のことを、
そしてその学校がきみを裏切ったことも、忘れない。
きみがかわいそうなだけの少年じゃなかったことを忘れない。

小さく社会を変えることより、ひとつずつ生き延びることのほうが
実は難しくて、実は立派で、かけがえのないことだ、と
深く胸に刻まれるような思いでいる。

だけど、衝撃が抜けないながらも、必要なことはやるしかない。
自分は、きみよりもずっとだらしなく、格好わるく、生き延びていくよ。

さて、

このテンションで、コクチの日記を書かなくちゃいけないのが本当につらいですが、
大阪府が自殺対策基本方針の策定にあたり、パブリックコメント(みんなからの意見)を募集しています。

以下、転送・転載歓迎です。
ご協力いただける方は、ぜひお願いします。

=================
「大阪府の自殺対策基本方針に、意見を届けよう」

大阪府の自殺対策基本方針の策定に向けて、意見を届けるチャンスです。
2月1日から3月2日までの募集になります。ぜひみなさまご協力ください。
20分〜1時間もあれば出来ると思うので、ぜひに!

(昨年の神奈川県の同パブコメでは、セクマイに関する意見多数により
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/164453.htm
「社会的少数者への偏見・差別をなくす」といった項目が盛り込まれました。動けば変わることも結構あります。)

詳細については大阪府のHPに詳しいですが、
http://www.pref.osaka.jp/chikikansen/jisatutaisaku/index.html
(基本方針案のファイルもこちらからダウンロードできます)
読みにくいところもあると思い、以下ポイントをピックアップします。


1) 書き方と提出方法について

現在の案は添付した通りとなっていて、オンラインではこちらのサイト
https://www.shinsei.pref.osaka.jp/ers/input.do?tetudukiId=2012010023
から意見を提出できます。FAX、郵送もできます。

このパブコメは、氏名と住所が必要(センスねぇなぁ)らしいですが、
プライバシーは当然厳守されるのでご安心を。

2) 意見を届けるポイント

気になった点をそれぞれ書けばいいと思いますが、自分は以下のポイントに注目しました。
コピペはNGですが、みなさんが書くときの参考になれば、ぜひどうぞ。

第4章 自殺対策の重点的な施策」のなかの
「5 適切な精神科医療を受けられるようにする」のところに、
「医療関係者や支援者に対し、自殺のハイリスク者に関する適切な情報を提供する」を入れてください。

うつ病などの精神疾患を抱える患者が医療現場につながりにくい背景には、
自身の「生きづらさ」に関する社会的な背景に関して、相談しても理解されにくいことへの懸念や、社会的な偏見や非難を恐れていることがあります。

特に自殺のハイリスク集団である性的マイノリティは、調査によれば6割近くが自殺念慮を抱いたことがあり(性的多数派の2〜3倍に相当)、さらには10〜20%が自殺未遂経験者であるとも言われていますが(調査の詳細は
http://www.gay-report.jp/2005/result05.html)社会的な偏見を恐れて適切な精神科医療や公的な支援窓口につながることが難しく、また支援現場においても安心して自らの抱える課題について話すことが困難な状況にあります。

このような状況を改善するためには、医療関係者や公的な相談機関の支援者が、自殺のハイリスク集団の抱える社会的な課題や背景についても知識を得ることが急務であると考えます。

(川崎市が性的マイノリティに関する相談窓口の明示化と職員研修をはかったところ、これまで1件しか来なかった相談件数が、年に数十件にのぼっています。横須賀市、世田谷区でも同様の取り組みが開始しています。
大阪府においても支援窓口の明示化や職員研修の実施を要望します。
参考:「川崎市の情報提供」
http://www.city.kawasaki.jp/25/25zinken/home/seidouitsu/seidouitsu.html
「横須賀市・世田谷区の取り組み」
http://ameblo.jp/respectwhiteribbon/entry-11027216155.html

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mameta69 at 10:32│Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!とらんす | LGBTと自殺予防

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この記事へのコメント

1. Posted by oooquree   2012年06月14日 18:08
医療機関に繋げたらトドメを刺してくれますよ!
抗うつ剤の危険性は、2009年にSSRI などの新薬に関し、副作用の注意書きを義務付ける通達を製薬会社に出してるくらいです。

新薬以外でも、離脱症状に苦しんでいる人もいます。

芸人の岡村さんは、漢方薬で助かったじゃないですか!


ここには、各地の公的機関の自殺対策を検索していて、辿り着きました。

名古屋市は、いまだに副作用の危険性の注意も、載せず薬をお薦めするかのようなページを公費で作ってます。
副作用も明記すべきと、名古屋市の 健康福祉局障害福祉部障害企画課精神保健福祉係に、伝えてますがどうなるかわかりません。
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000018961.html

問題ページ こころの絆創膏 精神医療についてのQ&A
http://www.inochi-akari.city.nagoya.jp/hospital/medical.html
一番下
薬をのむ事にためらいを感じます、に対し
自分の症状に合った薬を適切に使用すれば、さまざまなつらい症状を緩和できることがあります

緩和できることがありますが、自殺に追い込まれる事もあります!!!
離脱症状に苦しむ事もあります。

全国の自殺対策ページを調べてみても、一応医療機関の連絡先を載せているところはあるものの、こんなに積極的精神科や薬を薦めているのは名古屋だけ!!!
NHK でも、精神医療を番組で取り上げる時、うつ病の薬の危険性を指摘しているというのに。
読売新聞でも、うつ病の薬漬け問題や、精神医療の違法な入院を医療ルネサンスで、取り上げているのに。

軽度のうつ病やそうでない人を、早期受診キャンペーンで薬漬けにしたと、薬害問題として取り組んでいる人たちもいます。
中には、本売るためやその他の利を目的に煽ってる人もいるかもしれないので、それも問題だと思いますが。

名古屋市はお金の使い方がおかしい!!!
こんなサイト、作るのにいくらかかってるのだろう?

2. Posted by 借金で自殺は人権問題、親で自殺は?   2012年06月14日 18:13
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リンクさせていただきます。

http://ameblo.jp/oooquree/entry-11276758766.html

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