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大飯原発 県議会は“知事一任”
6月14日 16時43分

関西電力大飯原子力発電所を巡って、福井県議会は、14日、全員協議会を開き、主要な会派から西川知事に対し、運転再開の判断を事実上一任する意向が伝えられました。
西川知事は、政府に同意を伝える際には、みずから県民に説明して理解を得る考えを示しました。

大飯原発の3号機と4号機の運転再開を巡り、福井県議会は、14日、全員協議会を開き、各会派がそれぞれの意向を西川知事に伝えました。
このうち、過半数を占める自民党系の最大会派は「福井県の歴史的な背景や、これまでの国の対応を踏まえ、適切に判断してもらいたい。その際には知事みずから県民にどのような判断を行ったのか説明してもらいたい」と要望しました。
また民主党系の第2会派も「判断の際には、県民に直接、メッセージを送ることを約束してもらいたい」とするなど、主要な会派から運転再開の判断を事実上一任する意向が伝えられました。
これに対し、西川知事は「県議会の意向とおおい町長の判断に加え、関西電力の今後の安全対策の考え方も聞いて、最終的に判断したい」と述べたうえで、政府に同意を伝える際には、みずから県民に説明して理解を得る考えを示しました。

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