大阪市の登録制度、地元医師会が反発 「フリーアクセスの侵害」
大阪市(橋下徹市長)は生活保護受給者への医療扶助の適正化に向けて、西成区をモデル地区に、受給者が診療科ごとに医療機関を1カ所登録する新たな制度を8月にも開始する方針を示している。地元の西成区医師会は、受給者のフリーアクセス権を侵害し、一般患者の医療費抑制策にも発展しかねない仕組みとして反発。患者の権利など法的観点から、大阪弁護士会人権擁護委員会との協議も開始した。 (6月13日 22:50)
- 生活保護への後発品義務化を提案 参院予算委で梅村氏
- 民主党の梅村聡氏は13日の参院予算委員会で質問に立ち、後発医薬品の効能・効果と安全性が先発医薬品と同等であることを前提に、生活保護受給者に後発品の使用を義務付けることを考えるべきではないかと述べた。(6月14日 0:06)
- 民主、自民の対案土台に修正案 3党協議、自民14日に返答
- 民主党は13日、社会保障と税の一体改革のうち社会保障分野に関する修正協議で、自民党の対案に対する修正案を提示した。民主党は対案を法案として受け入れることを拒んでいたが、15日までの修正合意を実現させるために方針を転換。(6月13日 23:15)
- 高齢者医療「中長期的視点で議論を」 山形大の村上教授
- 山形大大学院の村上正泰教授は13日、本紙の取材に応じ、後期高齢者医療制度をめぐる政府や与野党での駆け引きについて「(決着を)国民会議に先送りしたとしても、ラチがあかない状況は変わらないのではないか」と述べた。(6月13日 22:19)
- 看護師特定認証で議論継続 半年ぶりにチーム医療推進会議
- 厚生労働省の「チーム医療推進会議」は13日、半年ぶりに会合を開き、看護師による特定行為とその能力を認証する仕組みの在り方について議論した。委員からは「看護師特定能力認証制度」を創設した場合、看護師の責任の在り方について従来との整理が必要との指摘があった。(6月13日 22:09)
- がん見落とし5000万円賠償 香川県立中央病院 (17:00)
- 10億円集めた病院休業 虚偽説明で実名公表 (17:00)
- “診療カー”でへき地医療 青森・東通村で実験開始 (17:00)
- 〔案内〕優れた広報活動を募集 BHI賞 (16:40)
- 医療機関の倒産、5月は4件 帝国データバンク (16:09)
- 民主・看護議連に来年度予算で要望書 日看協など3団体 (12:21)
- 培養施設、人員に認定制度 根拠乏しい治療に懸念 (11:42)
- 2641人に対応必要 大阪、計画停電で (11:35)
- 難病検査でロ女児が鳥取に 医療ツアー開拓を模索 (11:34)
- ヒトES細胞から立体網膜、目の再生医療に 世界初、理研 (11:20)
- 日本主導型グローバル拠点に北里大病院と先端医療財団 厚労省 (9:40)
- 精神病床の人員配置、次回取りまとめへ 厚労省が議論を整理 (6月13日 22:53)
- 参院厚労委、与党筆頭理事に梅村氏内定 民主 (6月13日 21:16)
- 医療の質向上へ「プロセス」中心に評価 国病機構の臨床指標 (6月13日 20:55)
- 〔案内〕7月に総合医テーマの市民フォーラム (6月13日 20:54)
消費税問題
医療機関の消費税負担の問題がクローズアップされています。社会保険診療は非課税となっているため、薬剤や材料などを購入した際に医療機関が負担した消費税は、最終消費者である患者から徴収できず、医療機関の持ち出しになっています。医療界は原則課税とするよう求めていますが、政府は非課税のまま診療報酬で補填する手法を継続させる考えです。予断を許さない消費税問題に関する記事を集めました。
新たながん対策推進基本計画 施策実現に向けて議論開始
政府は2012~16年度の5年間で国が取り組むべきがん対策や目標を記した新たな「がん対策推進基本計画」を8日に閣議決定した。今後はこの基本計画に沿って国のがん対策が進められていくことになる。厚生労働省は早々に「小児がん」「がん検診」「緩和ケア」に関する3つの検討会を立ち上げ、施策をより具体的なものにするための議論を開始した。7月には、がん診療連携拠点病院の在り方を見直す検討会も立ち上がる。今後のがん対策をめぐる動きに目が離せない。
あと何年、健康でいられる?
2010年で男性が70.42年、女性が73.62年─。厚生労働省が初めて算定した「健康寿命」だ。厚労省の完全生命表によると、日本人の「平均寿命」は男性が79.55年、女性が86.30年。健康寿命は平均寿命と比べて男性で9年、女性で13年ほど短い。死ぬまで健康で長生きしたいという思いは誰もが同じだろうが、あらためて数字で示されると現実はそう甘くないことを実感させられる。
「医療のグローバル化」と日本の医療機関 第4回
前回紹介した通り、医療のグローバル化は患者の出身国の医療政策や医療制度にさまざまな影響を与えつつある。しかし、それは海外からの患者受け入れに力を入れている国についても同様である。そこで今回は、医療のグローバル化が受け入れ国に与えている影響などについて考察してみたいと思う。
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- 6月14日(木)
第4回医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会 (15:00-17:00、厚労省)
新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム(第3R)「保護者制度・入院制度の検討」に係る第17回作業チーム(17:30-19:30、厚労省)- 6月15日(金)
難病在宅看護・介護等ワーキンググループ (10:30-13:00、厚労省)
急性期医療に関する作業グループ第8会合(15:00-17:00、厚労省)
第65回先進医療専門家会議(15:00-17:00、厚労省)
第5回社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会(15:30-16:30、シェーンバッハ・サボー)- 6月18日(月)
第3回難病研究・医療ワーキンググループ(10:00-12:00、厚労省)
第9回保険者による健診・保健指導等に関する検討会(14:00-16:00、厚労省)- 6月19日(火)
第11回安心生活創造事業推進検討会(10:00-12:00、厚労省)
がん対策推進基本計画に関する都道府県説明会(13:00-15:00、国際交流会館)- 6月20日(水)
診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(14:00-16:00、法曹会館)
第35回厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会(15:00-17:00、厚労省)
診療報酬調査専門組織・医療機関等における消費税負担に関する分科会(16:00-18:00、厚労省)- 6月21日(木)
第2回集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会(9:30-11:00、厚労省)
第55回社会保障審議会医療保険部会(10:00-12:00、グランドアーク半蔵門)