福島第1原発事故 福島からの避難者の67%がPTSD発症の可能性
東京電力の福島第1原発事故で、福島県から避難している人の67%が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症している可能性が高いことがわかった。
双葉町の弁護団は13日、埼玉県に避難している福島県民への調査で、回答のあった人のうち67.3%がPTSDの可能性があるとする、早稲田大学准教授が分析したアンケート結果を発表した。
これは、阪神大震災後の39.5%を大きく上回る数値。
放射線被ばくや生活費の不安などが要因で、調査では、雇用など社会的問題の解決が急務だと結論づけている。
双葉町弁護団は、避難者が甚大な精神的苦痛を受けているとして、国の中間指針が示した慰謝料に対し、増額を求める声明を出している。