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砂消しゴムで戸籍修正 担当課長が陳謝 青森市

 青森市は12日、戸籍の字句を砂消しゴムで修正する不適正事務が607件あったと発表した。判明したのは、調査した昨年11月初旬〜ことし2月初旬の3カ月分。未調査の戸籍約26万件も調べ、担当者らの処分を検討する。
 市によると、本来は法の施行規則に基づき、訂正する字句を欄外に記載し認印を押すなどの対応が必要だが、戸籍の見栄えが悪くなるのを避けようと砂消しゴムを使ったという。
 不適正事務は、調査期間の戸籍異動件数(5992件)の1割を占める。関わっていたのは市民課の職員3人で「戸籍が成立する前の作成段階では、砂消しゴムを使っても構わない」と誤った認識があったという。
 昨年11月、青森地方法務局の定例現地指導で判明した。戸籍を点検した際に砂消しゴムによる訂正跡が複数見つかり、12月16日に文書で是正を促したが、当時の市民課長が職員に伝えなかった。
 青森市市民課の太田修課長は「戸籍事務の知識不足があり、部下への指導監督も不十分だった」と陳謝した。


2012年06月13日水曜日


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