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福島沖 検査のための漁始まる6月14日 6時20分
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原発事故の影響で自粛が続く福島県沿岸の漁の再開を検討するため、相馬市の沖合の海域で、一部の魚介類に限った放射性物質の検査のための漁が、14日未明、始まりました。
この漁は、原発事故以来、自粛されている福島県沖の漁を再開するため福島県漁連が初めて行いました。
相馬市の松川浦漁港には、午前1時前に6隻の漁船の乗組員が集まり、網やロープを点検したあと、出港していきました。
漁は福島第一原発から北東に50キロ以上離れた相馬市の沖合で行われ、対象の魚介類はこれまでの調査で放射性物質の量が基準値を大きく下回っているタコやツブ貝の3種類です。
水揚げしたあとは生の状態とゆでて加工した状態の2回にわたって漁協が放射性物質の検査を行います。
福島県漁連は、検査で問題がなければ今月20日にも同じ海域の3種類の魚介類に限って販売を目的とした漁を試験的に始めたいとしています。
今回の漁に出る船の佐藤弘行船長は「ようやく始まるときがきたなという感じです。放射性物質が検出されずに今後、魚が流通にのって消費者に受け入れてもらえればいいと思います」と話していました。
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