宮本たけし 宮本たけし 政治の中身を変える
   


ついに「著作権法改正案」、文部委員会で趣旨説明!

 昨日お知らせした、著作権法改正案(政府案)は、委員長職権によって立てられた本日午後3時30分からの衆議院文部科学委員会で平野博文文部科学大臣が趣旨説明。職権開会に抗議して自民党は欠席したものの、公明党は委員会には出席しました。

 来週6月6日に開催が予想される委員会にも公明党は出席して、違法にアップロードされた音楽・映像コンテンツなどを、無許可でダウンロードしたユーザーを「2年以下の懲役、もしくは200万円以下の罰金、または併科」とする「自・公修正案」を提出する構えを崩していません。

 政府案のみの審議ならば全会一致です。何の問題もありません。このような修正案が出るというのであれば、通り一遍の質疑では済まされません。私は今日の文部科学委員会理事会(理事会は公明も欠席)で、「『自・公修正案』なるものを出すのであれば、質疑終局後などではなく冒頭に出していただきたい。それも含めて質疑すべきだ」と主張。

 そして、その際は、「刑事罰化」を巡っては日弁連が反対の意見書や会長声明を出しているのをはじめ、ネット上でも大きな議論になっている。このようなものを議論するのであれば、「日弁連」 や、これを求めている「一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)」をはじめ、参考人も呼んだ徹底審議が必要だと主張しました。

 とにかく、来週の水曜日にかけては、この法案を巡っての最大の正念場を迎えます。修正案提案者である自民党さえ出席もしない委員会で、公明党だけで、このような修正案を提出するなどということは愚かなことです。また、自民党に審議にさえ応じてもらってもいないのに、公明党が質疑終局後に突然提案するような「刑事罰化」修正案に、民主が賛成するなどということも愚か極まりないことです。

 なにぶん国会は数の世界。委員会の結果はわかりませんが、公明党も、本当にこの修正案が「正しい」と言うのなら、「質疑終局後にこそっと提案」というような姑息なやり方は止めて、委員会冒頭に堂々と提案し、私の質問に提案者は答弁するべきです。それもしない修正案の提案など絶対にやめるべきだと働きかけて下さい。

 
 

Last Update : 2012年06月01日