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2012年6月13日(水) 19:14 |
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香川大学、希少糖のシロップ販売
香川大学などが、自然界にごくわずかしか存在しない糖「希少糖」を含んだシロップを開発し、今月から全国の企業を対象に販売が始まりました。
シロップは砂糖に比べてカロリーが低く、新たな低カロリー甘味料として注目されています。 シロップを開発したのは、香川大学研究推進機構の何森健特任教授です。 何森特任教授は約40年間、自然界にわずかにしか存在しない糖・希少糖の研究を続けてきました。 そして今回、兵庫県の食品メーカーと協同で開発したのが、希少糖を含んだシロップ「レアシュガースウィート」で、今月1日から全国の法人に向けて販売が始まりました。 カロリーは砂糖に比べ2割程度低く 甘さは砂糖の9割程です。 高松市国分寺町のレストランでは現在、ケーキなど8種類の商品で、砂糖の代わりにレアシュガースウィートが使われています。 レアシュガースウィートには、希少糖の一つ、D-プシコースが約5%含まれています。 香川大学の研究で、「D-プシコース」には、肥満予防や糖尿病などの予防に有効であるということが分かっています。 何森特任教授は、さらに希少糖の研究を進め、新たな健康食品や糖尿病の予防薬の開発にもつなげていきたいと話しています。 様々な可能性を持つ希少糖の研究に今、大きな期待が寄せられています。
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