大飯原発再稼働 福井・おおい町長、町議会全員協議会で同意表明
関西電力大飯原発3号機・4号機の再稼働について、福井・おおい町の時岡 忍町長は、14日朝に開かれた町議会の全員協議会で、再稼働への同意を表明した。
時岡町長は「大飯発電所3・4号機の再起動について、おおい町として容認することを決定いたしました」と表明した。
おおい町議会が、大飯原発の再稼働を容認する判断をしてから、ちょうど1カ月。
時岡町長は、14日朝に開かれた全員協議会で、野田首相が8日に国民に向けて原子力の必要性を表明したなどと理由を挙げたうえで、立地長として、同意することを正式に伝えた。
一方、福井県議会は、午前10時から全員協議会を開いている。
冒頭、西川知事は、県議会の意見を聞いて最終判断したいと述べた。
西川知事は、全員協議会終了後、14日か15日にも時岡町長と面談。
そのうえで上京し、野田首相に再稼働に同意する考えを伝える見通し。
今後の再稼働までの流れは、15日、または16日に福井県の西川知事が上京し、野田首相と会談し、「再稼働に同意」を伝える方針。
それを受け、野田首相はその日のうちに関係4大臣会合を開く予定。
世論を二分する中、大飯原発の再稼働が最終判断されることになる。