'12/6/13
老朽化で11橋を緊急補修
呉市は2012〜17年度、老朽化のため緊急補修が必要な11カ所の橋を計8億円かけて工事する。本年度は最も古い市中心部の二河橋を補修する。
市は、市内の橋975カ所のうち、市道上の長さ15メートル以上などの条件を満たす215カ所を重要な橋と規定。10、11年度に点検したところ、二河橋を含む11カ所は緊急に補修を施すべきと判断した。
二河橋は1932年に架設。長さ約57メートルでかつては路面電車が走っていた。現在は片側1車線。老朽化が進んでおり、秋ごろに工事に着手する。半年程度通行止めにする。事業費は約2億5千万円。残りの橋は2013年度から順次補修する。
同市では20年後に建設50年以上の橋が全体の76%を占め、計画的な管理の仕組みが急務となっている。
【写真説明】緊急補修に着手する二河橋