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'12/6/13

マツダ、RE再開の可能性も


 マツダが、ロータリーエンジン(RE)車の量産を今月に終えた後も、本社宇品工場(広島市南区)にあるRE専用の生産ラインを維持することが12日、分かった。マツダは「次世代REの開発は続ける」としており将来、量産を再開する可能性を残す。

 現在、REを唯一採用するスポーツカーのRX―8は今月末に生産を終える。維持するラインでは、販売済みの車の交換用エンジンや、来年にもリース販売を始める電気自動車(EV)の発電機用REを生産するとみられる。

 REは、他のエンジンと違う専用の生産設備で造られている。熟練工が経験を基に手作業で組み付ける部分が多く、維持するラインは技能を伝承する場にもなる。生産量は大きく減るため、作業のマニュアル化も進め、文書に残すなどで専門技術の継承を目指す。




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