大飯原発:「再稼働再考を」民主119人が署名
毎日新聞 2012年06月13日 22時50分(最終更新 06月14日 01時08分)
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、民主党の荒井聡元国家戦略担当相らは13日、政府に再稼働の判断の再考を求める緊急集会を国会内で開いた。会合には同党議員約35人のほか、一般市民約150人も参加。政府が「逼迫(ひっぱく)する」としている電力需給状況の再検討や、安全対策の見直しを求める意見が相次いだ。
荒井氏らは党所属国会議員に対し、大飯原発再稼働に慎重な判断を求める署名を呼びかけ、5日に官邸に提出している。「今夏は節電と融通で乗り切るのが、国民の大部分の考え方だ」との内容で、11日現在で119人が署名。小沢一郎元代表や鳩山由紀夫元首相も名を連ねている。11日には森ゆうこ参院議員ら民主党の3議員が首相官邸前での再稼働に抗議する集会に参加しており、党内で再稼働に反対する動きが広がっている。