山本氏は、提携先によるデータ分析の事例をいくつか紹介した。たとえば、ある提携先では、特定の商品を購入した人物像のプロファイリングにあたり、Tポイントカードのデータを利用しているという。
また、別の提携先ではサービス利用の「離反者予測」にデータ分析を活用した。この結果「サービスを一度利用した後、その後1カ月以上利用がない顧客の復帰率が3%未満」であることが分かったという。この結果を元に、例えば「離反予備軍」に属すると思われる顧客データへフラグを設定し、改めてモデルの精度を検証した上で、今後の顧客とのコミュニケーション施策等に盛り込むといった対応が考えられるとする。
ファミリーレストランで頻繁かつ定期的に行われる「メニュー改定」にあたって、このTポイント会員のデータを活用しているのが、すかいらーくグループの「ガスト」だ。同社では来店した顧客の注文したメニューを「トライアル(注文率)」と「リピート(次回以降に注文した率)」という2軸でプロットして、それぞれのメニューの注文傾向を分析している。
この分析によって、各メニューは「注文も少なく、リピートもされないもの」「注文数は多いが、リピート率の低いもの」「注文数は少ないが、リピート率は高いもの」「注文数が多く、リピート率も高いもの」といった4つの象限に分類される。この4つの象限のどこに属するかによって、そのメニューを継続するか、削除するか、さらにはより積極的なPRを行うか、品質の向上を図るかといった判断の指針としているという。
山本氏は、CCCが行っているリサーチ事業「Tリサーチ」についても紹介。Tリサーチと会員データを組み合わせることにより、より精度が高く、粒度が細かい消費者動向の調査が可能になるとした。
タレントの江口ともみさんをレポーターに、
全国さまざまな業種の企業担当者に聞く!
特別企画:高度化するサイバー攻撃からビジネスを守る
~対策レポートや企業の製品動向をまとめ読み~
率直な読者のご意見を全て公開
クラウドに対する疑問や実際の効果に迫る
必要以上の容量を奨められていませんか?
→電気ガスのように使えるストレージを知る
これで仮想デスクトップ環境まるわかり!
VDI環境の運用からセキュリティまでを説明
企業が抱えるクラウドへの不安
導入に関するポイントを解説
境界防御だけでは、もはや不十分?
大切なデータベースを守る方法とは
チャレンジのきっかけとしてHadoopに注目
日立が見せる、ビッグデータ導入方法
社内ネットワーク接続は排除から解放へ
社内に便利で安全なホットスポットを実現
話題沸騰!福田和代が贈るオリジナル短編
待望の第2話「盗難・紛失編」無料公開開始
独自のサーバ仮想化機構「Virtage」搭載
アナリストが管理者目線で、徹底チェック
陥らないためのワンポイント解説&
”実証実験から読み解くセミナー”情報
物理パッチ適用までにサーバを襲う脅威から
自動的に保護するDeep Securityエージェント
悩める現場の声を解消!
実現したのは使い勝手と安全性の両立!
最新テクノロジ満載、「百度」の講演も!
TECHNOLOGY @WORK 東京 2012レポート
有限会社スリーズコム
CTCテクノロジー株式会社(CTC教育サービス)
EMCジャパン株式会社
ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。