東日本大震災:給食イワシ、使用中止 微量の放射性セシウム検出−−横浜市小学校 /神奈川
毎日新聞 2012年05月24日 地方版
横浜市教育委員会は23日、小学校90校の給食で24日に予定していた冷凍イワシの使用を中止し、献立を変更すると発表した。契約で業者側は、福島第1原発事故前に漁獲されたイワシを納入するとしていたが、市教委の検査で、国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下の放射性セシウムをイワシから検出。事故後に漁獲されたイワシが混入したとみられるため使用を中止した。
市教委によると、冷凍イワシは市立小学校344校を4ブロックに分け、今月7、18、24、29日と各ブロックで日をずらして提供する予定だった。だが、18日提供予定のイワシを17日に検査したところ、1キロ当たり24ベクレルを検出。別の業者が納入した、24日提供予定のイワシからも9・9ベクレルが検出された。
市教委は18、24日ともに、給食の献立で予定していたイワシをごま塩に変更した。29日提供予定のイワシは外国産のため使用する。7日に提供したイワシは検査していなかった。【松倉佑輔】