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東京湾 放射性物質の状況調査
6月13日 11時55分

東京湾 放射性物質の状況調査
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東京湾の海水や海底の泥に含まれる放射性物質の状況を把握するため、国と千葉県が合同のモニタリング調査を13日から始めました。

この調査は、原発事故を受けて国が策定した放射性物質のモニタリング計画に沿って、国と千葉県が行うもので、13日朝、千葉県の水質調査船が担当の職員や調査のための機材をのせて千葉港を出発しました。
東京湾は、国の当初のモニタリング計画では調査の対象に含まれていませんでしたが、閉鎖的な海域で河川から放射性物質が流入して湾内に蓄積するおそれがあるとして、ことし3月に対象に加えられました。
今回の調査は、東京湾の千葉県側の河口付近を中心とした25地点で進められ、バケツで海水をくみ取ったり、特殊な機材を海に沈めて海底表面の泥を採取する作業が行われています。
千葉県側の調査は来月上旬にかけて行われ、8月にも分析結果が公表される見通しです。
千葉県水質保全課の湯浅正人班長は「東京湾内の放射性物質の状況を把握し、同時に進めている水産物の調査結果などとも合わせて今後の対策を検討したい」と話しています。

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