トップページ社会ニュース一覧茨城 ムラサキイガイ自主規制を要請
ニュース詳細

茨城 ムラサキイガイ自主規制を要請
6月13日 10時31分

茨城県鹿嶋市の海岸で採取したムラサキイガイから国の基準を上回る貝毒が検出され、茨城県は、沿岸の漁協などに対し、ムラサキイガイを出荷しないよう自主規制を要請しました。

茨城県によりますと、今月5日、鹿嶋市下津の海岸で採取したムラサキイガイを検査したところ、国の基準を上回る貝毒が検出されました。
貝毒は、貝が毒性のあるプランクトンを摂取することで起こるもので、6月から9月ごろにかけて多く発生し、今回、検出された下痢性の貝毒を含む貝を大量に食べると、下痢や吐き気、腹痛などの症状が出るということです。
ムラサキイガイは、茨城県内の漁協による漁獲や出荷は通常行われていませんが、茨城県は漁協などに対して、出荷しないよう自主規制を要請しました。
貝毒が出たことを受けて、沿岸の漁協は、ハマグリやイワガキなども検査で安全性が確認されるまで操業を見合わせることにしています。
茨城県によりますと、ムラサキイガイの自主規制の要請は、ことしに入って2回目で、県は引き続き検査を行い、3週間連続で貝毒の値が基準を下回った場合、規制を解除することにしています。
ムラサキイガイは、茨城県の全域の海岸に生息していることから、茨城県は採取しないよう注意を呼びかけています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ