放送予定
No.3213
2012年6月13日(水)放送
“薬漬け”になりたくない ~向精神薬をのむ子ども~
上半身が揺れ続け、止まらなくなった12歳の子ども。足の先がけいれんし、小刻みに震え続ける高校生。今、多くの子どもが向精神薬の副作用に苦しんでいる。国立精神・神経医療研究センターが行った調査で、発達障害の症状がある子どもに対し、小学校低学年までに向精神薬を処方している専門医が全国で7割にのぼることが明らかになった。重い自閉症やうつ病の症状などに苦しむ人々の効果的な治療薬として使われてきた向精神薬。一方、子どもの脳に及ぼす影響は未解明で、処方する量や種類について明確な安全基準はない。今月3日、薬の深刻な副作用に子どもの頃から苦しんできた人たちが集まり、安易な投薬はやめるよう強く訴えた。処方の基準が曖昧なまま進められてきた子どもへの投薬。その結果もたらされた過酷な現実を伝える。
No.3214
2012年6月14日(木)放送
ユーロ離脱か残留か ギリシャ再選挙の行方
出演者
伊藤 さゆり さん(ニッセイ基礎研究所・主任研究員)
過去の関連する放送回
- 2012年2月27日(月)放送
- 揺らぐ“プーチンのロシア”
- 2012年4月5日(木)放送
- どうする原発 運転再開
- 2012年4月11日(水)放送
- 18歳は大人か!? ~ゆれる成人年齢引き下げ論議~
- 2012年5月23日(水)放送
- “アラブの春”はどこへ
- 2012年6月5日(火)放送
- “自由”か“公平”か アメリカの選択
世界がその行方を注視する「ギリシャの再選挙」。ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びてきた。選挙の焦点は緊縮策を進めるのか、それとも放棄するのか。万が一、ギリシャが緊縮策を破棄し、ユーロから離脱することになると財政悪化に苦しむスペインやイタリアにも信用不安が連鎖し、ユーロ圏の危機対応能力が大きく揺らぎ、欧州発金融危機にも発展しかねない。番組では、震源地ギリシャと支援するドイツなどの最新の動きを追いながら、混迷深めるユーロの行方を探る。