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ハローワーク情報漏えい 対策強化6月13日 4時30分
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横浜市のハローワークの相談員が雇用保険に加入している人の個人情報を外部に漏らしたとして逮捕された事件を受けて、厚生労働省はハローワークの職員が閲覧した個人情報の内容を毎日、上司に報告させるなど情報の漏えいを防ぐための対策を強化することになりました。
横浜市にある「ハローワーク横浜」の47歳の相談員の女は、雇用保険に加入している人の職歴などの個人情報を調査会社に漏らしたとして、今月1日国家公務員法違反の疑いで警察に逮捕されました。この事件を受けて、個人情報の漏えいを防ぐための対策を検討していた厚生労働省は新たな対策をまとめ、12日、全国の労働局に通知しました。
それによりますと、個人情報にアクセスする権限を、窓口で対応する支援員など特定の業務に当たる職員に制限するほか、職員が個人情報を閲覧した場合、その内容や件数を毎日、上司に報告するとしています。
さらに、個人情報を閲覧した理由について調べる抜き打ち検査も定期的に実施するとしています。
厚生労働省は「個人情報の適正な取り扱いを徹底し、綱紀粛正を図りたい」と話しています。
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