助成金詐欺で元会社社長に実刑 静岡地裁(2012/6/13 08:49)
厚生労働省の中小企業雇用安定助成金を不正受給したとして詐欺罪に問われた磐田市の元会社社長の男(63)の判決公判が12日、静岡地裁で開かれ、高橋孝治裁判官は懲役3年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。被告は判決を不服として同日、東京高裁に控訴した。
高橋裁判官は判決理由で「最も重視すべきは2700万円を超える被害総額」と述べ、「犯行は被告が主導的役割を果たした。大部分の被害は弁済のめどが立っていない」と指摘した。
判決によると、金属製品製造会社の社長だった被告は、元同社秘書室長=懲役2年10月、執行猶予3年が確定=と共謀して2009年4月から12月まで、従業員に休業手当を支払ったように装った虚偽の支給申請書を作成し、静岡労働局から計2700万円余りをだまし取った。
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