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最終更新:2012年6月13日(水) 12時9分

大阪通り魔、当初から無差別殺人計画か

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 大阪の通り魔事件で逮捕された男は、取り調べに対し、「自殺しようと思って包丁を買った」と供述している一方、自殺を試みた形跡はなく、警察は当初から人を無差別に殺害する計画だったとみて調べています。

 大阪の心斎橋で、今月10日、南野信吾さん(42)ら2人を包丁で刺して殺害したとして逮捕された礒飛京三容疑者(36)は、犯行の十数分前に近くの百貨店で包丁を購入していました。

 取り調べに対し、「自殺しようと思って包丁を買った」と供述しているということですが、礒飛容疑者の体には自殺を試みた形跡はなく、警察は、最初から人を無差別に殺害する計画だったとみています。

 一方、礒飛容疑者がかつて勤務していた会社の元上司によりますと、覚醒剤事件で服役していた新潟刑務所を先月24日に出所してすぐに電話があり、「栃木県内にある薬物依存者のリハビリ施設に世話になることになった」と話していたということです。しかし、礒飛容疑者は今月8日、自らの意思で施設を出て、2日後に事件を起こしていて、警察は犯行に至った経緯を詳しく調べています。(13日11:35)