第4 保険会社への問合せを指示したとされることに対する反論
喰うきを放火し保険金を詐取するために片岡は私(溝渕)から「喰うきにかけてある保険内容を保険会社の山本さんに確認するように言われた」というように述べました。
事実片岡は平成22年11月26日から11月28日までの3日間に合計6回保険会社の山本さんに電話しており、「そのいずれも溝渕の指示であるから電話内容をその都度溝渕に報告した」と述べています。(片岡第5回公判調書6頁)
私の反論は3つ。
1つめは片岡が山本さんへ1回目の問合せ電話をした11月26日16時16分から28日までの3日間で片岡と私との電話履歴は11月26日17時26分の19秒のみの1回だけです。
その一方、片岡と内田の間の電話履歴は10回もあり、片岡と山本さんの6度の通話履歴の直前か直後の履歴にはほとんど片岡と内田の履歴があります。(甲36末尾電話履歴資料)
私の反論2つめ、片岡は「山本さんからファックスか直接もらった書類の内容が火事で全焼した場合には、最低でも合計で5000万円の保険金が下りることがわかって、書類をもらってから24時間以内にはそのことを溝渕に電話で伝えた」というように述べています。(片岡第5回公判調書7頁~9頁)
山本さんからいつ書類をもらったかについて山本さんは「片岡から連絡を受けた11月26日の20時2分に保険申込書の写しを渡した」と対応慎重事案報告書という火災直後に作成した保険会社の報告書に記載しています。(甲28号証添付資料)
ということは11月26日20時2分から24時間以内に片岡と私の通話履歴があるはずです。
しかし11月26日20時2分以降で片岡と私が通話しているのは24時間を大きく過ぎた11月29日午前0時ちょうどです。(甲36末尾電話履歴資料)
ちなみに片岡、内田間の電話履歴は11月26日20時2分から24時間以内に3回あります。(甲36末尾電話履歴資料)
私の反論3つめ、片岡は最低でも合計で5000万円の保険金が下りることがわかって、書類をもらってから24時間以内にはそのことを溝渕に電話で伝えたというように述べています。
しかし保険金について私は火災後に片岡から「保険金は3000万円と解体費用にかかる500万円がおります。」ということを聞き、火災から10日ほどしてその内容をメモしているのが残っています。(乙9添付資料)
ちなみに片岡が確認した保険会社の申し込みの写しは宮本宅から押収したと片岡の8月11日の警察官調書に記載がありました。(溝渕第7回公判調書27頁)
また保険金請求については彼らも述べた通り、喰うきの元店長の宮本が行っていました。
通帳管理についても片岡の述べた通り、保険金申請時はグループも法人化されており法人口座も開設し通帳も金庫番の片岡が管理していました。
当然私は保険金の振込先口座はその法人通帳にしていると思いこんでいました。
しかし実際は宮本の銀行口座が保険金の振込先になっており、私は逮捕後に捜査側の資料でその事実を知ったのでした。
彼らの述べる嘘とこれらの事実から彼らの放火の別の目的があったことが読み取れるのではないでしょうか。
次回は彼らの言う喰うき放火計画は全部で4回話し合いがおこなわれたとなので、その第1回喰めのうき放火計画についての反論を6月14日に記載します。(題目、第5 第1回目喰うき放火計画に対する反論)
最後に
これら一連の件でご迷惑をおかけした方に心よりお詫び申し上げます。
また、ブログコメントくださった方々ありがとうございました。判決は7月19日です。
溝渕大志
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