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【格闘技】

井岡一翔が公開練習

2012年6月13日 紙面から

ビッグマウスをさく裂させた井岡=大阪市内の井岡ジムで

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 WBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦を前に、WBC王者の井岡一翔(23)=井岡=が12日、大阪市内の井岡ジムで練習を公開した。持ち前のビッグマウスをさく裂。WBA王者の八重樫東(29)=大橋=に勝って王座統一後はベルトを返上し、2階級制覇を目指すプランも明らかにした。

 止まらない。井岡の強気で挑発的発言が次々と飛び出した。

 「みなさんが期待してるような接戦にはならない。早く終わらせるかも」「統一戦は通過点。最初から最後まで自分で盛り上げて、何事もなかったかのように終わらせる」「負ける気がしない。もともと負ける相手じゃない。圧倒的に勝つ。これは自分のためにある試合」

 試合を盛り上げるためのリップサービスや自分を鼓舞する大言壮語じゃない。「思っていることを言っているだけ」というから恐れ入る。つまり、ナチュラルなビッグマウス。

 自信の裏付けはある。叔父で元2階級制覇王者の井岡弘樹会長は「スパーリング後の最大心拍数が(1分間に)215。これは日本のスポーツ界でもトップクラス。200以上は人間の限界を超えている」と、過酷トレで身につけた超人的心肺機能に太鼓判。さらに、いつもは苦労する減量も今回は順調。練習後、井岡は報道陣を前にパンツ一丁になってはかりに乗り、異例の公開計量。パンツの分を引いて48・3キロでリミットまで700グラムであることも公表した。

 「ミニマムでは最後。次から階級を上げる。統一してベルト返上したらカッコええじゃないですか」と、統一戦後のプランも明かした井岡会長。期待にこたえ続けてきた男が今回も有言実行となるのか? (竹下陽二)

 

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