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【大リーグ】

イチロー、今年も球宴厳しい!! 第2回中間発表で外野手10位

2012年6月13日 紙面から

 イチロー、2年連続で球宴落選の大ピンチ!! 大リーグは11日(日本時間12日)、7月10日にカンザスシティーで開催されるオールスター戦のファン投票のア・リーグ第2回中間結果を発表し、昨年連続出場が10年で途切れたマリナーズのイチロー外野手(38)は60万5663票で、第1回より順位を1つ落として外野手部門の10位だった。投手は投票の対象外で、監督推薦が見込まれるレンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が日本選手で唯一の選出となる可能性がある。トップ得票は同チームのジョシュ・ハミルトン外野手(31)で383万3504票だった。最終結果が判明するのは7月1日(日本時間7月2日)。

 このままイチローの名前が球宴から消えてしまうのだろうか。注目されたファン投票の第2回中間発表で、過去の球宴ファン投票で最も順位が低い10位と低迷した。

 初めて球宴に落選した昨年は、同じ第2回中間発表で90万票余りを集めて4位。その後の得票次第では先発出場できる3位以内も見込める位置につけていたが、結局は選外の7位に終わり、監督推薦や選手間投票にも漏れた。

 今季は打率2割6分3厘と苦戦し、62試合を消化した時点で66安打はシーズン172安打ペース。ちなみに、昨季は同じ62試合で打率2割6分2厘、66安打と数字的に今季とほぼ同じで、このまま数字が上向かなければ、昨年に続く落選が濃厚と言わざるをえない。

 メジャー1年目だった2001年から10年連続で“真夏の祭典”と称される晴れ舞台を踏み、07年は球宴史上初のランニング本塁打で日本人初のMVPに選出された。最後に出場した10年は1番打者では史上最多となる9度の先発出場をマーク。直前の会見では「僕が誰かと対戦したいというよりも、そろそろ誰かに、僕と対戦したいと言わせたい」と豪語した。一転して初の落選が決まった昨年7月3日は「僕から(途切れた思いを)ほじくり出す必要はないのでは」と、苦しい胸の内をのぞかせた。

 あと2回の中間発表を経て、運命の投票締め切りは米東部時間28日午後11時59分(日本時間29日午後1時59分)。それまで16試合、大どんでん返しのためには獅子奮迅の活躍を見せるしかない。

 

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