亀岡集団登校事故で車を運転していた少年が先週、検察庁へ送り返す「逆送」となったのを受け、被害者家族が、きょう、京都地方検察庁に危険運転致死傷罪での起訴を求める署名を提出しました。この事故では、亀岡市の18歳の無職の少年に対し、京都家庭裁判所が、先週金曜日、検察庁に送り返す逆送とする処分を下しました。これを受け、きょう午後、被害者家族や弁護士などが京都地方検察庁を訪れ、危険運転致死傷罪での起訴を求める意見書や嘆願書、さらに「過失」ではなく、「故意的な犯行」だとして、きのうまでに集めた21万1,831人もの署名を提出しました。今回提出した意見書では「少年は居眠りが極めて起こりやすい状態になるまで「故意」的に長時間運転していたことによる犯行であることや、危険運転致死傷罪を適用することが市民感覚に即していて、21万もの署名が、それを裏付けているといった内容です。署名提出後に、被害者家族は会見を開き、多くの署名が集まったことに対して、検察庁は真摯に受け止めてほしいと呼びかけました。また会見に出席した弁護士は、拘留期限の17日(日)に京都地検が少年を起訴する見通しで、当日遺族らに対する説明会を予定していると語りました。
日時: 2012年6月12日 20:00