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台湾で大雨 被害広がり5人死亡
6月12日 23時53分

台湾では、梅雨前線などの影響で広い範囲で大雨となり、各地で土砂崩れや浸水の被害が広がっていて、これまでに合わせて5人が死亡したほか、5000人近くが避難をしています。

台湾では、南部を中心に広い範囲で激しい雨が降り続き、多いところでは今月9日の降り始めからの雨量が1500ミリを超え、各地で道路が寸断されたり、住宅が浸水したりする被害が広がっています。
防災当局のまとめによりますと、この大雨で土砂崩れに巻き込まれるなどして、これまでに合わせて5人が死亡、4人がけがをしました。
また、中央気象局によりますと、今週いっぱい南部や中部を中心に大雨が続く見通しだということで、当局は土石流が発生するおそれがある地域の住民など5000人近くを避難させました。
こうしたなか、馬英九総統は、12日、中部の南投県の被災地を訪れ、現地の災害対策本部などを視察し、万全の態勢を取るよう指示しました。
台湾では、3年前の2009年8月に台風で死者・行方不明者が700人を超える被害が出た際、当局の対応が遅れたことが批判を受け、内閣が総辞職する事態となったことから馬英九政権では災害への警戒を強めています。

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