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RDT272WX(BK)の魅力に迫る(1):ゲーマー向けの注目ポイント――遅延0.1フレーム+応答速度3.5msで快適操作に貢献遅延0.1フレームと3.5msの高速応答で激しいゲームにも十分対応三菱電機の27型フルHD液晶ディスプレイ「RDT272WX(BK)」は、ゲーミングディスプレイとしても高い性能を発揮する。 ゲーム向け機能のキーポイントは大きく2つ。1つがゲーム機から入力した信号をディスプレイ内部の映像エンジンで処理して液晶パネルに出力するまでの「フレーム遅延時間」の短縮、もう1つが映像エンジンから液晶パネルに入力された映像信号が画面を書き換え終えるまで(正確にいえば、画素がある階調から別の階調に変化するまで)の「応答速度」の高速化だ。前者が遅いとコントローラーでの操作が少し遅れて画面に反映され、後者が遅いと動画がぼやけるといった問題に悩まされることになる。 フレーム遅延時間の短縮については、スルーモードに注目だ。かつてのスルーモードは高画質化機能を極力省くことにより、入力信号ができるだけ早く画面に表示されるように処理する機能だった。そのため、遅延時間が短く、軽快なレスポンスでゲームがプレイできる半面、映像の美しさでほかの画質モードに見劣りしていたのは否めない。 しかし、RDT272WX(BK)のスルーモードは一味違う。高画質化エンジン「ギガクリア・エンジンII」を動作させながら、一部の処理を減らすことで、超解像やエリアコントラストといった高画質化技術を適用したまま、遅延時間を0.1フレーム(約1.7ms)と極限まで抑えているのだ。 ゲームの中には1/60秒単位(1フレーム単位:16.7ms)で正確な入力を求められるタイトルもあるが、RDT272WX(BK)のスルーモードならば「ボタンを押したはずなのに、一瞬遅れて表示される」といった遅延は感じられない(ネットワーク環境の問題などでオンラインゲームの表示がもたつくようなケースはあるだろうが)。 しかも、現在の設定におけるフレーム遅延時間をリモコンのボタン1つで確認できる機能も備えているため、設定を切り替えながら使っていて知らない間に遅延時間の長い設定でアクションゲームをしていたといった間違いも防げるはずだ。こうしたゲーマーの使い勝手に配慮した細かな機能の追加はいかにも三菱ディスプレイらしい。ちなみに、子画面表示、3次元ノイズリダクション、2×ズーム/リアルの画面サイズ、60Hz以外の入力時、インターレース信号入力時は遅延時間が長くなることを覚えておこう。
ゲーム機から映像信号がディスプレイ内の映像処理エンジンに入り、液晶パネルに出力されるまでがフレーム遅延時間とされるが、ここから画面表示が書き換わる速度、つまり応答速度が遅い場合は、動画がぼやけて、ゲームの操作感も鈍く感じてしまう。ゲームを快適にプレイするには、遅延時間と応答速度の両方を高速化することが重要なのだ。 その点、RDT272WX(BK)の応答速度は、オーバードライブ回路で最速3.5ms(GTG)と非常に速い。この値はIPS方式の液晶ディスプレイで国内最速※1を誇る。かつては広視野角だが応答速度が遅いと指摘されていたIPS方式の液晶パネルもついにここまで到達したというわけだ。これにより、動きの激しいゲームタイトルでも動画のぼやけ感が少ないクッキリした表示が行える。 ※1 国内販売のPC用IPS方式液晶パネル採用ディスプレイ(スタンドアロンタイプ)において。2012年5月31日現在、三菱電機調べ。 3.5msの設定(モード2)はオーバードライブを強くかけた状態なので、表示するコンテンツによってはちらつきが発生する場合があるが、強度を抑えたモード1(6.2ms/GTG)やオフ(11ms/GTG)の設定も用意されているので、プレイするゲームや好みに応じて調整することが可能だ。 ちらつきの感じ方は個人差もあるが、FPSや格闘系、リズムアクションなどフレーム単位の攻防が求められるタイトルはモード2、通常のアクション系はモード1、RPGやノベル系ではオフといったように使い分けてもいいだろう。 FPSや対戦格闘でRDT272WX(BK)のゲーム対応力をテスト今回は実際にプレイステーション 3をRDT272WX(BK)にHDMI接続し、高レスポンスと高速応答が求められるゲームタイトルをいくつかプレイしてみた。 まず試したのは大作FPSの「バトルフィールド 3」(エレクトロニック・アーツ)だ。数あるゲームジャンルの中でも目まぐるしく画面が変化し、常に瞬時の判断と素早い操作が必要になるFPSはディスプレイの品質がモロに出やすいが、RDT272WX(BK)はスルーモードと3.5msの高速応答により、実に気持ちよくプレイできた。強いオーバードライブによる輪郭部のちらつきも通常は気にならない程度だ。 バトルフィールド 3は、暗い屋内から晴れた屋外へ飛び出す、あるいは夜に強いライトで照らされるような明暗差の激しいシーンも多いが、エリアコントラストや超解像を効かせながらスルーモードが働くため、暗部階調がつぶれることなく視認でき、1つ1つのオブジェクトがクッキリ表示されるなど、映像美を味わいながらスピーディなプレイを楽しめる。また、27型の大画面は23型モデルにはない迫力があり、ゲームの没入感がかなり高まる印象だ。 武器対戦格闘ゲームの定番「ソウルキャリバーV」(バンダイナムコゲームス)も快適にプレイできた。こちらも瞬時の操作が勝敗を分けるゲームタイトルで、FPSほどではないが高レスポンスと高速応答が重要になる。 RDT272WX(BK)でのゲームプレイは細部まで描き込まれたグラフィックスが鮮明に表示され、ブレやすい武器の軌跡やエフェクトのキレがよく、サクサクと技が出る印象だ。27型の大画面にキャラクターが生き生きと映し出されるため、クリティカルエッジ(必殺技)が決まったときの爽快(そうかい)感もひとしおで、キャラクターの衣装カスタマイズにも思わず力が入ってしまう。 広視野角のIPS方式液晶パネルにより、2人で並んで対戦プレイをする際も表示が正面と変わらずに見える。高透過率のIPS方式液晶パネルを採用したことで、長時間ゲームを続けても23型モデルに近い消費電力で済むのもありがたい。 豊富なゲーム向け機能を手ごろなスタンダードモデルで実現このほか、プレイステーション・ポータブル(PSP)から出力された720×480ドットの映像信号のうち、ゲーム映像エリアのみを全画面に拡大表示できる「ポータブル」機能、レトロゲームをドットバイドット(リアル)や2倍拡大(2×ズーム)でプレイできる「画面サイズ」機能、中間調にメリハリを付けて映像の迫力を出す「アドバンストDV MODE:ゲーム」機能、攻略サイトを子画面表示しながらゲームが進められる「PinP/PoutP」機能、そして側面に用意された2つのHDMI入力とD端子など、ゲームを堪能するための装備は豊富だ。 三菱電機はハイエンド志向の23型ゲーミングディスプレイとして「VISEO MDT231WG」をラインアップしており、同製品は「LEDバックライト制御」「120Hz駆動のIPS方式液晶パネル」「倍速補間技術」を組み合わせて最適化した独自の動画ブレ抑制技術「MP ENGINE III(Motion Picture ENGINE III)」が大きなアドバンテージとなっている。 RDT272WX(BK)はMP ENGINE IIIこそないものの、最速での応答速度やフレーム遅延時間の表示、画面サイズでは勝っており、スタンダードモデルとしては突出したゲーム向け表示性能を獲得しているといえる。特に大画面ディスプレイでゲームを存分に楽しみたいならば、ベストマッチの1台だろう。 関連記事
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