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2012.06.12

【号外】安藤美冬女史@ノマド女王がマルチまがい商法のフロントだった件について

 いやあ、びっくりしました。まさかあんどうさんがまるちしょうほうのふろんとでいらっしゃったとはー。

http://otsune.tumblr.com/post/24859874178/masa-12-25

 ということで、各所調べてみたわけですけれども、否定する材料も出なかったので、安藤美冬女史については現在進行形でアムウェイで活躍をされているマルチまがい商法従事者であることは確定でいいのかなあと思います。もちろん、マルチまがい商法が、すなわち即座に違法であるということではありませんし、否定するものでもありません。マルチまがい商法が是か非かというのは、それを受け止める個人の認識の違いに依拠するものであって、必ずしも悪い、駄目だ、というものではないというのが私の認識です。

 あくまで、安藤美冬女史がマルチまがい商法に加担していたのなら、先にそう言ってくれれば良かったのに、と思うのみであります。

 …と、存分に予防線を張ったところで元ネタに関するところであるんですが、細やかなところはメルマガの号外のほうへ書いておきました。

http://yakan-hiko.com/kirik.html
http://magazine.livedoor.com/magazine/50

 例によって、片付けのカリスマとしても著名な近藤麻理恵女史の名前もうまく使いつつ、パーソナルブランディングを盛大に行って、自分がいかに優れた人と付き合っている魅力的な人物であるのかという喧伝をちりばめるあたりは、さすがはノマドの登り龍こと安藤美冬女史の真骨頂であるかなと思います。「偉い偉い誰それの友達」を豪語して商談を進めようとする中国人と似ていて、とても好感度が上がりますね。ハイアングル過ぎて、浮き上がったハートが月面着陸してしまいそうです。

Mifuyu_mlm_120612

 その親である山崎義幸氏もまた、凄い紹介を書いておられます。

[引用]ミッフィーですが、経済紙をいつも賑わし、ホリエモンとも対談をしている「勝間和代」さんと食事をするような元集英社の執筆家です。

 経済紙を賑わす堀江貴文さんがまずあり、その堀江さんと対談をしている勝間和代女史がいて、その勝間女史と食事をするのが安藤美冬女史ということになります。

 つまり、堀江さん>>>勝間女史>>>安藤女史という図式です。どういう世界に君臨しているんだ堀江。いや、彼には何の落ち度もないわけだが。それにしても、いろいろ大変な世界だろうと思うのです。

Mifuyu_mlm_2_120612

 問題の掲示板はこちら。もちろん、なくなってしまっては困りますので、魚拓を取っておきましたので置いておきます。

http://www3.ezbbs.net/cgi/reply?id=winnerscircle&dd=26&re=7117&qu=1
http://megalodon.jp/2012-0612-1136-50/www3.ezbbs.net/cgi/bbs?id=winnerscircle&dd=26&p=2

 それにしても、アムウェイで成功を収めているとされる山崎氏のブログが、なんかパーティーやってたり、クルーザーでうら若い水着女性に囲まれる写真などがこれでもかと掲載されており、実に酒池肉林です。凄いなあ。資金力という点ではたぶんそう引けは取らない私でも、ここまで徹底して「見せる」とか「魅せる」お金の使い方をしたことはありませんので、素直に凄いなあと思いました。さっき思わずファンレターを送ってしまったわけですが。

 で、安藤美冬女史といえばノマド、ノマドといえば情熱大陸ということで、心当たりのあるPR会社に事情を電話で聴いてみたのですが、残念ながら直接の事例はご存知ないまでも、相応の仕掛けはあったようなお話があるということで、なるほどそういうことなのかと得心いたしました。いいですねえ。やはり世の中こうでなければいけません。やはり、売り出しというのはそういうものなのだろうし、ある意味社会現象としての「ノマド」を仕掛けるために、その偶像としての「安藤美冬」というキャラクターを売り出していく、というアプローチは実に良いな、最高だなと思うわけです。

 若干の懸念点はといいますと、冒頭にも申しましたけれども「ノマドとかいって、結局マルチまがいの宣伝かよ」という風に思う人がでるかもしれないということです。私がそう思っているわけじゃないですよ。そういう風に思う人が出たら、いやだなー、こわいなーということです。私以外の誰かが「何だよ、アムウェイの広告塔じゃねーか」と感じることの恐ろしさです。

 脱組織だ、会社に依存しない自由な生き方だと言っておきながら、人生の出口がアムウェイという、馬券売り場前のオケラ街道的な心象風景が去来いたします。そこで成功すれば俺も酒だ女だという夢が見られるという点では、閉塞した暗く低成長なニッポンの若者が渇望する生き方なのかもしれませんが。

 何より、ノマドという言葉を売り出して社会現象に繋げていくのはまったく構わないのですが、もう少し他にまともな女性はいなかったのでしょうか。このままでは、ノマド=マルチまがい商法という図式が定着してしまいます。主に私以外の人に。私はそんなこと1gも思ってませんよ。

 しかし、この全体的に迂闊な感じの漁場ってのは素晴らしいです。
 まさに疲れた日本が元気になる最強のネタ女戦士爆誕と言えます。まさにポスト勝間和代。ウィンウィンはもう古い、これからは「フロント作ってレベルアップ」を合言葉に、どんどん未来を切り拓いて逝って欲しいです。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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