18 さいきょー!
今日は温泉旅行だ!
現在バス内に移動中なのだが、俺の定位置はハヤテの背もたれらしい
テスタロッサ家はあとで直接旅館に合流するらしい
「安全には変えられんか・・・」
ハヤテは足よわいし、さすがに車椅子のままだと乗れないしな
座席に乗ってたら転けそうだし
「なんかいうたか~?」
「いや、なんでもない、しかし旅費は本当によかったのか?」
実はこの旅行、ウチの持分がタダなのだ
タダより恐ろしいものは(ry
「えぇ、それにあなたにも興味がありまわ守護竜さん?」
・・・うぇええええええええ!?
月村家にバレてますやん!?
解剖Endはゴメンだぜ!
「・・・末っ子話したのか?(ぼそ)」
「えっと、お兄ちゃんが安全のためにって(ぼそ)」
「ふむ、まぁいいか、そういえば自己紹介がまだだったな」
後ろの座席に、お姫様抱っこして連れてきたハヤテを膝の上に座らせる
落ちないように腕でハヤテをホールドするのも忘れないぜ!
ハヤテいい匂いだな~・・・なんて思ってないんだからね!
「私はアリサ・バニングスよ! よろしくね!」
「月村すずかです、 よろしくね~」
「ユーノ・スクライアです、お招き有りがとうございます」
淫獣は人形態だ、これなら女湯の悲劇を免れるだろう
むしろ陰獣のままで桃源郷を目指すほうが美味しい気軽るのは我だけか?
「わたしは高町な「我はキャロ・ル・ルシエ、八神家の守護竜兼居候だ!「うにゃ~!?」気軽にシーちゃんとでも呼んでくれ」
「八神はやてです~、すずかちゃん久しぶりやな~」
「うん、はやてちゃん来るって聞いてなかったから、びっくりしちゃった」
いつの間に知り合いに・・・
「今日はよろしくな~!」
「なにげにスルーしてたけどハヤテ、アンタの座る位置がおかしいとおもうの」
「それは目の錯覚やで~?」
「ハヤテ、眼科に行こう、むしろ黄色い病院を紹介してもらおう」
「ハヤテちゃん、目が悪いの?」
「そういえばウチに来たた時も、こんな感じだったの」
「目ぇわるうないで! シーちゃん変なこと言わんといてや!」
「・・・1番いい病院を頼む」
「残念、すでに病院通いや!」
「oh・・・もはや手遅れだったか」
『あはははは・・・』
「まぁ冗談はそれくらいにしとこか」
「え?」
「え?」
「と、このように、このポンポコリンはノリの良い物体なので、仲良くしてやってほしい」
「うん! 改めてよろしくねハヤテちゃん!」
「ハヤテとシーもよろしくね!」
「ハヤテちゃん、今度図書館で面白い本紹介してあげるから元気出して」
「シーちゃんと違ごーて、すずかちゃんはやさしいな~」
「そういえば、あんた達いつから知り合いなのよ! 私にも聞かせなさいよ!」
女子3人寄れば姦しいとか言うが、4人もいれば喧しいになるんだな
~バス移動中~
さて、旅館に到着したわけだが
「ぬぅ、人の気配をいっぱいに感じるな」
「シー君も気づいたか、どうするんだ?」
「クックック、我が無駄に時の庭園で魔力補給していたわけではないわ!」
全員が見守る中、我は作戦を実行する
「ジュエルシードよ! 旅館付近にあるデバイスを全てここに集めよ!」
ピカアアアアアアアア!
そう、これぞ俺の立てた作戦!
名付けて
とっくの昔にデバイスで回収してるんやろ? だったらデバイス回収したらええやん作戦!
我の目の前には、デバイスの小山ができていた
何人居るんだよ転生者ェ・・・
「ぬ? 同じ物が多いな」
「ほんまやね~、ストレージデバイスやっけ? 見た目もほとんどおんなじやな~」
もしかして、ミッドの転生者が密輸したのか
海鳴に居る転生者になら売れるだろーし、安い中古品でボロ儲けしたんだろうな
外が騒がしいな、デバイスが消えたせいで転生者が騒いでるのか?
「でもそんなのカンケーネー!(バキッ)」
我は、一つ一つ丁寧にデバイスを握りつぶしていく
「あ~、もったいないなぁ」
「ねぇ、一つもらえないかしら?」
月村家の忍さんは興味津々だ
「ん~・・・まぁいいか、ほい」
良さ気なのを1つ見繕った
「ありがとね♪ 家で解析するのが楽しみだわ~♪」
「コレあったら、ウチにも使えるんちゃうの?」
「ハヤテは古代ベルカ式だから無理だな、来年までフリードで頑張れ」
「そっか~(しょぼ~ん)」
「コレがデバイスね~・・・最低この数の転生者が居たってことね・・・(ピカ!)へ?」
デバイスが起動した?
「ぬ? ・・・バーニング、リンカーコアがあるな」
「それがあると、なんかできるの?」
「魔法が使えるぞ、よかったなバーニング」
「え、ほんと!? あと私はバニングスよ!」
「魔法が知りたいなら、今度なのはと一緒に教えてやろう・・・お、コレが当たりっぽいな・・・(バキッ)封印っと」
デバイスを破壊して、ジュエルシードをポケットに回収した
デバイスは個人設定がされているため、他人には起動できてもset upも魔法も使えないのが難点だな
「ねぇ、わたしも魔法使えないのかな?」
「ふむ、すずかは・・・無理だな」
「そっか~・・・」
「もともと魔法のようなものではないか、そっち方面の能力でも伸ばせば良いのではないのか?」
「!? どうしてそれを!(ぼそ)」
「ぬ? 我からすれば、見れば分かるんだが・・・みんなには話してないのか?(ぼそ)」
「・・・まだ怖くて(ぼそ)」
「そんなの気にするヤツラが居るとも思えんが、それに我、竜だし(ぼそ)」
「な~、そこのお二人さん、何こそこそ話しとんや~?」
「ぬぉ!? ハヤテ、いきなり後ろから抱きつくでない」
「ええやんええやん、車椅子無いとこやと、シーちゃんだよりなんやよ~?」
「すずか嬢、竜を足に使う奴も居るのだ、気が向いたら話してやるといい」
「うん、それもそうだね!」
談笑しながらデバイスを破壊し続ける我
ゴミ? ゴミ箱だよ?
破片は忍さんが処理するらしい
どうみても再利用する気満々である
「・・・あた・・・・さ・・・・・あ・・・さい・・・・」
「ぬ?」
山が減ってくると、内部から声が・・・
もしかして・・・
山を切り崩し、1番下には・・・
「・・・チルノ」
「あたいったら、さいきょうね~・・・・Zzzzz」
「うわ~、コレもデバイスなん?」
「か、かわいい~!」
「多分ユニゾンデバイスだな・・・どうするか」
コンコンコン
ふすまを叩く音が聞こえる
「は~い、どうぞ~」
みんなが身構える
戦闘民族は戦闘態勢になっている
まぁ、転生者の可能性が高い罠・・・
「あの、こちらに羽根の生えた小さい子来てませんか? あ」
目隠しをした、怪しい転生者があらわれた!
士郎が後ろから奇襲をかけた!
寸止めの攻撃!
転生者は青ざめた!
転生者の気力とスピードが下がった!
「ぬ? 貴様、どこかであったような・・・」
「僕ですよ僕!」
そう言いながら転生者がカツラと目隠しを・・・
「あぁ、なんだお前か」
「あの、出来ればその、なにもしないので・・・」
「あいつはお前のデバイスなのか?」
チルノはすずかに抱きしめられているが、まぁ気にしないでおこう
「あぁ、僕の能力は、転生者テンプレセット(劣化版)なんだ・・・、ほら、最強のユニゾンデバイスをくれとかいう人多いだろ?」
「さいきょーのデバイスをもらったわけか・・・」
「うん・・・」
「そこだけ納得しないで、こっちにも説明しなさいよね!」
流石バーニング、この哀愁ただよう流を断ち切ってくれたようだ
「あぁ悪い、僕の名前はテルムだ」
そういえば、こいつの名前しらなかったわ
「こいつは協力者だから、警戒しなくていいぞ」
士郎さんも納得したようだ
テルムもほっとしているのがみてとれるな、よっぽど怖かったんだろう
「苗字はないんか~?」
「実は名前がなくて、自分で付けたんだ・・・今は廃墟の孤児院で暮らしている」
「廃墟・・・何かあたのか?」
「実は転生者嗅ぎまわってたら襲撃されちゃって・・・幸い怪我した人は居なかったんだけど、となり町の孤児院に引っ越すことになって・・・」
「引っ越したのになんで廃墟なんかで・・・」
テルムの顔に哀愁が漂う
「その、なんか追い出されちゃって・・・、ハハハ、でも今は楽しくやってるよ、サバイバル得意だし、水は公園にいくらでもあるし、食料だってデパートの試食コーナーを回ればそれなりに・・・」
「ねぇお姉ちゃん(ぼそ)」
「そうね~・・・いいわよ?(ぼそ)」
「ねぇテルム君? うちに来ないかしら?」
「え、でも、僕、転生者で・・・不幸を呼ぶ子だって・・・」
忍さんの抱きしめる攻撃
「いいのよ、チルノちゃん? も、まとめて面倒みてあげるわ!」
「ふふふ、月村すずかです、よろしくね」
テルムのダムが決壊した
「う゛ん゛、(ごしごし)よろしく!」
「ええはなしやな~(ほろり)」
「劣化テンプレここに極まれりな存在だな・・・ふぅ、やっと壊し終わったか、これでレアスキル持ち以外は戦力外だな」
「ん~暇だよ~、ねぇねぇ、お風呂行こう!」
「そうだな、ミユキチも暇そうだしいいんじゃないか?(いい汗かいたしな、ちょうどいい)」
「じゃあ、そうするか、なのは、準備しなさい」
「うん!」
「シーちゃん、だっこ~!」
「ぬぅ、したかのないやつめ、よっこいしょ」
「シーちゃん持ち方が逆や!」
前側でだっこしてみた
「お~、よちよち、ハヤテは重いでちゅね~」
「覚えときーや!#」
いざ行かん、桃源郷へ!
次回、温泉編! 転生者? 知らんなぁ!
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