2010年06月30日

園山

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「園山」にはGoogleマップでも辿り着けない。
店へ続く路地を進むのはある意味勇気がいるし、運よく辿り着いても目の前に立ってなお迷う。

そこは紹介制ゆえ、園山へ誘ってくれた知人に迎えに来てもらうのがよい。無事に玄関を開けた途端に、知人が素敵な場所へ連れて来てくれたことがわかるはずだ。

園山は、このブログで書き留めた他のいくつかのお店と同じく、住所や連絡先を公開していない。そして、人とのつながりを大切にした温かい場所であることも同じく。


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オーナーの園山真希絵さんは、料理研究家でもあり、女性タレントとしての顔も持つ。
その真希絵さんが4年前に開いたのが園山だ。

築60年以上の一軒家を改築してそのまま使っているので、本当に園山家を訪ねたような気になる。 自分の家を愛でるがごとく選ばれた家具や食器。 実際、「台所」から運ばれてくる温かい家庭料理を口にすると、居心地のよい居間でもてなされているようだ。

お家と考えれば、そこに呼ぶのは知人や友人やその紹介してくれた人。だから自然と紹介制になったのだと思うし、それがいい。 敷居なんて高いわけがない。


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園山へは男性と一緒の会食で訪れることが多い。
理由は、園山のスタッフが皆女性だから。しかも真希絵さんや店長の立山さんはじめ可愛い方ぞろい。ここは正直に、男らしい理由です。

この日もナイキの豊浦さんを同僚の古賀、菊地と囲んだ。
良い仕事ができたので気のおけない食事でも、と。 ここはまさにぴったりのロケーション。


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園山の料理は、真希絵さんの言葉を借りると、体想い料理。

マヨネーズを使わないおからと長芋のサラダから始まるコースは、吟味した素材に台所の工夫が凝らされていて、美味しく、優しい。

ちなみに予約の時に前回の来店日を聞かれるのは、毎回違った料理をなるべく出したいから、という細やかな気遣いから。

ゴロっと野菜の入った肉じゃがや、黒豆豆乳プリンははずせない定番だけど。

丁寧に説明しながら笑顔で食卓に並べてくれるのも、すごく気持ちいい。


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お会計は、食べて飲んで1人当たり1万円+千円札1~3枚といったところ。
最後のご飯ものは量を調整してくれるので、デザートを多めにとるもよし、がっつり満腹になるもよし。

帰り際に真希絵さんから「今度はお独りで」と声を掛けられた。
40歳過ぎてもちろん変な勘違いはしないけど、来週あたりきっとカウンターに座っているんだろうなぁ。


ありがとうございました。また、来ます。

takaokaf at 23:47│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!和食 

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この記事へのコメント

1. Posted by takaoka   2011年03月28日 10:36
御連絡ありがとうございます。URLのプロフィールの方へメール戴けますれば幸いです。よろしくお願いいたします。


> はじめまして
>
> 恵比寿でおいしい和食屋さんを探しています。
>
>
> 紹介制の園山にどうにかして行く方法はないものかと検索していたら、こちらにたどり着きました。
> お知恵拝借できましたら幸甚にございます。
> よろしくお願いいたします。
>
>
> ちなみに今のところ恵比寿の和食屋さんでお勧めは「の坂」です。

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