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レンジャー訓練 小銃持つ隊員が市街地を6月12日 16時44分
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陸上自衛隊の訓練の中でも最も過酷とされる「レンジャー訓練」が、12日、都内で行われ、小銃を持った隊員たちが住宅街などを行進しました。
この訓練が都内の市街地で行われるのはおよそ40年ぶりだということで、一部の住民からは反対の声も上がっています。
レンジャー訓練は、戦闘技量の向上を目的に、陸上自衛隊の各部隊で2か月余りの期間をかけて行われているもので、陸上自衛隊の訓練の中でも最も過酷とされています。
12日は陸上自衛隊第1師団に所属する隊員が、訓練課程の最後の段階に当たる「行進訓練」を都内で行いました。
参加した隊員17人は、連日の厳しい訓練で疲労が蓄積しているとみられ、集合場所の板橋区内の河川敷をややゆっくりとした足取りで出発し、7キロほど離れた練馬駐屯地に向けて行進を始めました。
隊員たちは顔に迷彩を施し小銃を持って住宅街などを行進しましたが、陸上自衛隊によりますと、小銃に弾は装填(そうてん)していないということです。
レンジャー訓練は、自衛隊の演習場や駐屯地のほか、人が少ない山林などを使って行われることが多く、都内の市街地で行われるのはおよそ40年ぶりだということです。
今回の訓練を巡っては、一部の住民から「大きな不安を感じる」などと反対の声も上がっています。
“市街地での行動に慣れる必要”
今回の訓練について、防衛省陸上幕僚監部は「テロや災害の危険性が高まるなかで、部隊は担当する地域にある市街地での行動にも慣れておく必要があることから、今回の訓練を行った」と話しています。
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