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“脱法ハーブ” 危険運転致傷罪を初適用6月12日 16時20分
脱法ハーブを吸って車で商店街を暴走し、女性をひき逃げしたとして逮捕された22歳の男について、大阪地方検察庁は、脱法ハーブが原因とされる交通事故では初めて、危険運転致傷罪を適用して起訴しました。
先月6日、大阪・福島区で、車の通行が禁止された商店街のアーケードを乗用車が暴走し、78歳の女性がひき逃げされて大けがをしました。
車を運転していた大阪・平野区の塗装工、小泉武被告(22)は、「脱法ハーブを吸って普通の精神状態ではなかった」と供述しているということです。
大阪地方検察庁は、押収されたハーブの分析結果などから「脱法ハーブの影響で、幻覚にとらわれ、正常な運転が困難な状態だった」と判断し、小泉被告を12日、危険運転致傷罪などで起訴しました。検察によりますと、起訴段階で危険運転致傷罪が適用されるのは、飲酒や違法薬物を飲んで運転した事故では過去に例がありますが、脱法ハーブが原因とされる交通事故を巡っては全国で初めてです。
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