「最近、発達障害の子供が増えている。10~15%ぐらい。1クラスに5,6人はいて、授業が成り立たなくなっている。若い先生も対応できなくなって、退職する人が多くなっている。例えば、子供が生まれた時、授乳する。その時母親がテレビを見ながらとか、携帯を持ちながらとか、授乳する。それが将来子供の発達障害につながる。」
高橋史朗明星大学教授で親学推進協会理事長の冒頭の衝撃的な挨拶だ。
私が呼びかけ、超党派で親学推進国会議員連盟設立準備世話人会を開いた。近年、発達障害だけでなく、児童虐待等急激に増えている。
かつては子育ては大家族や地域社会に支えられていたが、核家族化や地域社会の連携が希薄となり、場合によっては母親1人が子育てをせざるを得ず、子どもに接し途方に暮れるような状況が増えている。
親子関係も希薄となり、それが全て子供の心身の発達にマイナスに影響している中で、今後国会でどのように改善に向けた対応ができるか取組むための超党派議連を設立することにした。
まずは親の保護能力の回復のフォローアップを行政や地域がどうするか、また児童虐待や発達障害の予防、早期発見、早期支援のための体制の確立をどうするかを提案し、政策としてまとめたい。
国民運動として、「親の学び、親育ち」を支援したり、小、中、高校生等対象に「親になるための学習」をしたり、幼稚園や保育園を核とした家庭教育支援なども必要だろう。
3.11で絆の大切さが認識されたが、私たちの足下でその絆が崩れている。新たな社会運動を興したい。
発達障害という言葉は聞いたことがあり、小学生になってもだだをこねて、道端に仰向けになってしまう、とか読んだ事があり、知的や精神の障害に準じた先天的なものと理解していた。子供に責任はないだろうが、自分の子供が発達障害になるのは、親の責任としても、問題なのは発達障害の子供が、一般の子供に迷惑をかけることだ。高校時代の話だが、授業についていけなくなった生徒たちが授業妨害して、付いていっている生徒の、真面目に教師の授業を受け止める、足をひっぱる連中が居た。あれは違うのか?まず、発達障害児は隔離して集め、健常児に影響がでないように、対処すべきだ。伝染性があったら最悪だ。そして彼らの指導・矯正法を弁えた専任教師が、対応するしかないだろう。(了)