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英首相 8歳娘を飲食店に“忘れる”6月11日 23時43分
イギリスのキャメロン首相が、家族で外食したあと、過って8歳の娘を店に残したまま帰宅し、あわてて迎えに行っていたことが地元紙の報道で明らかになり、市民の間で議論を呼んでいます。
これは、11日、イギリスの大衆紙「サン」が報じたもので、キャメロン首相は、およそ2か月前の日曜日、家族や友人とロンドン郊外の飲食店で昼食をとったあと、この店内に8歳の長女ナンシーちゃんを残したまま出発してしまったということです。
首相は、帰宅して初めてナンシーちゃんがいないことに気付き、店に電話して娘がいることを確認したうえで、あわててナンシーちゃんを迎えに行きました。
この日、首相は、妻と3人の子どもと共に、2台の車に分乗して昼食に出かけましたが、帰宅する際は、首相も妻も、ナンシーちゃんがもう一方の車に乗っているものと思い込んでいたということです。
ナンシーちゃんは、一家が店を出る際、トイレに行っていて、首相が戻ってくるまでのおよそ15分間、店員に遊んでもらい、無事でした。
イギリスの首相官邸は、事実を認めたうえで「首相夫妻は娘がいないことに気付いたとき、かなり動揺していた」とコメントしています。
また、飲食店の店員は「電話帳で首相の連絡先を調べ、『娘を忘れていますよ』と伝えるわけにもいかず、困りました」と話していたということです。
この報道を受けて、イギリスの各メディアも一斉にこの出来事を取り上げており、市民からは「どの親にも起こりうることだ」という同情的な声の一方で、「子どもを忘れるような人に国を治められるのか」といった厳しい意見も相次ぎ、議論を呼んでいます。
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