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山口組ナンバー2、恐喝無罪を主張 京都地裁で初公判

2012年6月6日

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 京都府内の建設業団体の幹部から「みかじめ料」4千万円を脅し取ったとして、恐喝の罪に問われた指定暴力団山口組ナンバー2(若頭)の弘道会(名古屋市)会長、高山清司(きよし)被告(64)の初公判が6日、京都地裁であった。被告は「団体幹部と食事はしたが、恐喝した事実はない。無実だ」と、全面無罪を主張した。

 起訴内容によると、高山被告は2005年10月、京都市内の料亭で団体幹部の男性(66)に対し、共犯の山口組傘下の組長(55)=公判中=や組関係者(54)=一、二審実刑判決、上告中=を指さして「今後も仲良くしてやってほしい。仕事も力を合わせてよろしく頼む」と発言。その後、組関係者らが団体幹部に「面倒を見るから、みかじめ料を持ってきてほしい」「名古屋の頭(かしら)(高山被告)に届ける」などと告げ、05年12月〜06年12月の3度にわたり計4千万円を脅し取ったとされる。

 冒頭陳述で検察側は、高山被告との会席によって、被害者が暴力団の資金源となる「企業舎弟」になったとみなし、一連の恐喝行為が実現したと主張。被告が恐喝を了承していたことは暴力団の組織実態からも明らかだ、と述べた。

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