「小切手をなくした」と息子装い電話し現金詐取する事件相次ぐ
「小切手が入ったかばんをなくした」と、息子を装って電話をかけ、高齢者から現金1,000万円以上をだまし取る手口の詐欺事件が、先週3件相次いだ。
東京・杉並区で6月4日、76歳の女性の自宅に息子を名乗る男から「会社の小切手が入ったかばんを電車の中に置き忘れた」などと電話があったうえ、上司を名乗る男からも「1,500万円用意してほしい」などと電話があった。
女性はその後、現金を受け取りに来た男に、1,500万円を手渡したという。
これと同じ手口で、7日にも杉並区と江東区で、それぞれ1,000万円がだまし取られる事件が発生しており、警視庁は、同一グループによる犯行の疑いがあるとみて捜査している。