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「大飯原発、十分な安全対策」 福井県専門委が報告書

2012/6/11 21:46
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 福井県の原子力安全専門委員会(委員長・中川英之福井大名誉教授)は11日、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(同県おおい町)の再稼働の安全性を検証した報告書を西川一誠知事に提出した。知事は12日に大飯原発を視察し、安全対策を確認したうえで近く再稼働に同意する見通し。週内に決定すれば、2基がフル稼働するのは7月下旬以降になる予定だ。

 報告書の提出にあたり、中川委員長は「大飯3、4号機の安全性についてはハード、ソフト両面から十分な対策がされている」と説明した。これに対し、知事は「報告書をしっかり受け止め、県議会やおおい町の意見を聞いて(再稼働の)判断をする」と述べた。

 報告書は政府が4月に策定した再稼働を判断する新基準について「事故の進展に従って何重にも歯止めをかける多層的な対策となっている」と評価。そのうえで「福島第1原発事故を教訓に想定すべき地震・津波が来襲しても、原子炉の安全確保に必要な対策はできている」と明記した。

 報告書の提出を受け、知事は12日午後に大飯原発を訪れ、関電の豊松秀己副社長(原子力事業本部長)から福島第1原発事故以降に取り組んだ安全性の向上策などについて詳しい説明を受ける。

 12日夕には福井県議会が各派代表者会議を開き、県議会としての見解を14日までにまとめる方針を確認する。知事は13日以降、おおい町の時岡忍町長の意向も踏まえたうえで15日にも上京し、再稼働了承の意向を政府に伝える見込みだ。

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中川英之、関西電力、西川一誠、大飯原発、豊松秀己、時岡忍

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