本講座を愛読されている方は、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」をよく使われることと思う。そこで今回は、「ファイル名を指定して実行」のダイアログの「名前」に簡単な文字列を入力するだけで、目的のプログラムを実行できるようにしてみよう。例として、「regedit」と入力する代わりに、「1」と入力して「レジストスリエディタ」を起動させてみよう。

 まず、管理者権限のあるユーザーでログオンし、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタが起動したら、次のようにキーをたどる。

 HKEY_LOCAL_MACHINE→SOFTWARE→Microsoft→Windows
 →CurrentVersion→App Paths

 次に「App Paths」を右クリックし、「新規」−「キー」を選んで「1.exe」というキーを作成する(キーの名前は簡単なプログラム名)。「1.exe」を選んだ際に、右のペインに表示される「(既定)」をダブルクリックして、「値のデータ」に「レジストリエディタ」の起動書式(一般的には、「C:\WINDOWS\regedit.exe」)を入力し、「OK」ボタンをクリックする。

 これで「ファイル名を指定して実行」の「名前」に半角で「1」と入力して「Enter」キーを押せば、「レジストリエディタ」が起動する。元の状態に戻すには、「1.exe」というキーを削除すればよい。


「App Paths」を右クリックして「新規」−「キー」を選ぶ

「1.exe」というキーを作成する(キーの名前は簡単なプログラム名)

「値のデータ」に「レジストリエディタ」の起動書式(一般的には、「C:\WINDOWS\regedit.exe」)を入力して「OK」ボタンをクリックする

「名前」に半角で「1」と入力して「Enter」キーを押せば「レジストリエディタ」が起動する