廃鉱 【合同イベント】 直線か?それとも迷路か?地底廃墟 【合同イベント】
資料ではほぼ直線3000m、そして海抜60メートルまで掘られているという・・・。索道は計画中止もしくは撤去?(読者より指摘あり。)
(資料ではしばらく水平、その後海抜60m掘り下げと書いてあるが実際は???)
しかし行ってみないと分からないことも多い、その結果、資料を覆す
事実を多数発見、調べた資料はあてにならないと気がつかされた!!
数々の分離、以前紹介した〇多〇廃鉱で紹介した町の様な建物、4車線もある広い軌道
そして大昇降機や巨大なその巻き上げ機、果ては地底湖まで現れた!
この度ネットでお知り合いになった方々4人と合同調査!
この方々、さすがに場数は踏んでいる!様々な装備・撮影機材には驚かされた
いつも単独での調査しているがその限界を思い知らされた!!
「穴」と聞いたら入らずにはいられない!週末ともなれば関東はおろか、東北・東海・中部
にまで足を運び調査する彼ら、過去に2000メートル級の坑道を突破した凄まじい戦績もつ
彼らがいなければ、この坑道を調査することはできなかったであろう。
本当に彼らには感謝する!
場所の特定になるため坑口の写真がないことはご了承くださいm(__)m
3000mあると思われる坑道。(架空索道の痕跡はないので変わりに坑道を掘り進んだのか?)
右は歴史年表、青い書類は腐食が激しい為特殊な光線を照射し解読。
今回もガスマスク及び携帯式酸素ボンベを装備
勿論万が一の為である、微々たる異常でも引き返せる状態で挑んだ
さらに彼ら4人のルールとして時間制限を設けること
これはいつ終わるか分からない坑道や慣れによる危機感が無くならない為にも
重要なことだと言う。逆に私も教わることがいっぱいあることに気がついた。
さすがに数々の場数を踏んだプロ集団、撮影機材、自衛装備は素晴らしい
このくらいの民間装備以上がないと立入ることは許されない
坑口付近にある排水ポンプ、今は動いていない。
ポンプの真下には澄んだ鉱水が勢いよく坑道の横に沿った川へ
流れていると思われる。
坑口からほんの5m付近、信号であろうか?赤と青のランプが天井より下がっている。この信号枠は木材でできているようだが
今でもしっかりしている、湿度はすごいのだが腐ってはいない。見てお分かりの通りまだ天井はコンクリートのままであるが
ここからほんの50mで急に天井は素掘りになる。
坑口より15m付近、壁や天井はコンクリートのままである。
坑道内が暗くフラッシュが届かないのでカメラ感度をかなり上げている、映像が汚いがご了承願いたい。
坑道左側へポイント切り替えがありトロッコ(バケットローダー)が3台連なっていた。
サビの酷さはすごく、サビの接着剤を吹き付けたかのようになっている。
見てほしい奥に坑口が見えるであろう、まだほんの50メートルくらいである。
50メートルくらいでコンクリート坑道から素掘り坑道に切り替わる。
この辺りからであろうか?徐々に天井は低くなり180cm位になる。この奥こうもりが登場するが、我々の足音に気がつき
坑道内を飛び回っている、天井が低いのでぶら下がっていた場合避けることはできない。
坑道は急に狭くなる先ほどより1mは狭くなっている。左の写真と右の写真を見比べてほしい、途中トロッコ軌道はなくなる場所もある、
もしくは埋まってしまったのであろうか?
ここで坑道が二手に分かれる、以前水平のまま、そして二手に分かれる。。。片方は左に分かれる。
今まで右手に走っていた排水用の鉄管は左手の坑道に進んでいく。後にここは重要なポイントになる。
し、しかし
こ、これダイナマイト???とことん驚かせてくれるね・・・この坑道。
多分このような場所で使う爆薬はニトロゲルに硝酸アンモンを混合して造る。産業用ダイナマイト、
低ニトロ膠質ダイナマイトを使用していると思われる。長い湿度で溶け出してるのもうなずけるかも・・・
しかし撤去しないのは不思議である、多分違うのでは?と思えるが、最後塞ぐ為に設置したのか?
鉱水が多く導水管を通すことを考え、発破却下になったのかも。導水管は後から付けたのは明らかである
この状態では狭くトロッコは通れない。この先は風がかすかだが風が吹いている。
現在坑口から300メートルくらいであろうか?
更に右に坑道が進むと思ったら変電施設があった。
蛍光灯は無残にもぶら下がっている。。。(写真左)
直線の坑道まで引き返し更に進むとなんと3方向、この後6方向へ扇子のように放射状の坑道に行き当たる
この場所は坑口より500メートルくらいであろうか?そんなに奥ではない(写真右)
このような看板が落ちているところがあるがここが巨大縦坑道の昇降機がある場所だ!なんと2機ある。
右の写真は、巨大縦坑道脇にある、非常用ハシゴ、60m坑は坂道や斜坑ではなく縦坑道であったのだ!!
そのほかにも80m坑、更に140mもの深い坑道がある、突入ライトを使用しても底は見えなかった。
この大昇降機はサビが酷くいつ破壊されてもおかしくないであろう、
左の写真は全盛期の資料である、この鉱山の採鉱を開山から閉山まで支えてきた鉱夫達
(私としては様々な理由から英雄と思える、なので顔を隠すのは辛いと思ったがプライバシーの問題もあるので伏せさせていただく)
写真の位置と同じ場所ではないであろうか?
左の写真は昇降機脇の説明やルールに関することが記載されていた。
右の写真は巨大な昇降機を吊り上げる機械室。相当太いワイヤーが巻かれている。
エレベータを中心に周りには様々な遺構が残っている。
左の写真は手洗い場所である、しっかり水道も通されていたのである。
右の写真は見てのとおり扉であるがこの扉の向こうに伸びていたであろう坑道が〇〇鉱山採鉱所へ通じる坑道であろう、
この先は残念ながら崩落しているが地図と進行位置からするとこの坑道が一番確立が高い。
そしてこの真後ろには、過去に 〇多〇廃鉱 で紹介したが現役であったため写真に残せなかった
それと同じような建物、件数は少なく2件だが、そう地下の町である。
私が撮りたかった写真はこの地下の町に見えるこの建物である。
〇多〇の場合は木製の平屋建てでトタン屋根であったがこちらはコンクリート製、サビは酷いが中は思ったほど腐食は少ない。
鉱水が安易に入らないようになっているのであろう。テーブルには衣類や小物はそのままである、
私はいろいろ調査したかったが、このまま何も触らず写真だけに留めた、このまま私が来なければ
ずっとこのままで封印されていたはずだ、当時のまま保存されることが望ましい、腐敗するのであれば自然に任せようと思った。。。
これだけの遺棄物があると、なんだか心苦しい、寂しく切ない思いでいっぱいになったのだ。
周りにはまたも塞がれた坑道がある。 さらにポイント切り替えがありその先には・・・
まるでプラットホームである三車線、いや4車線もある広い坑道もあった。ここでUターンや積み込み待ちのトロッコが停車していたのか?
この先は無く、右側の支保工の横にある軌道は先ほどの変電室へUターンするように向かう。
この近辺は深く息を吸込むと微かではあるが温泉のような香りの硫化水素、アンモニア臭も感じられた、温泉地帯なので
考えられなくもないであろう、推測であるが縦坑道の下は危険である。
そのほか数多く残る坑道は崩落寸前や崩落、発破されているために、風が吹いていたダイナマイト坑道へ戻る。
先ほどのダイナマイト坑道を30メートル進むとこのようなコンクリート坑道に行き着く、足元は右の写真どおり、サビや鉱水で
ぬかるんでいる、しかしこの先進めば進むほど足元が整備されてる部分もある、細かい砂利が敷いてありお寺のわき道を歩くような
ジャラジャラと心地よい音がする。この先を延々と約300メートル進んだ。
その時
なんとダムのように段差になっている場所に行き着いた。
ここは何か???
この先を覗くと
なんと地底湖になっていた、意図的にダムを作り導水管に鉱水を導いているようだ。
このようにしないと溢れた鉱水のせいで坑道そのものが崩落の原因になるためだ。
深さは30cm位か?深い場所であっても坑道内が水平を保っていればあれば60cm位が限度であろう
本日装備にウエーダーを持参していないためこの坑道に降り立ち先に進むことを断念した。
のちに再調査をしなければならないか?
今回はこれで調査終了である、現在地図を作成中の為今しばらくお待ちいただきたい。
この度お世話になった4人の英雄に感謝する!!