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最終更新:2012年6月11日(月) 18時25分

「将来は大会社社長」礒飛容疑者とは

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 突然、理不尽なまでに奪われた2人の命。礒飛容疑者とは一体どんな人物なのでしょうか。

 「びっくりしました、名前が珍しいし年齢も一緒ですから」

 そう語るのは小中学校時代の磯飛容疑者を知る同級生。

 「短気というか野心の強い男。『強くいたい』という思いを常に持っていた」(小・中学校の同級生)

 磯飛容疑者は小学校の卒業アルバムに将来の夢をこう記していました。

 「普通の社会人になりたい」

 中学校の卒業アルバムでは将来の自分について・・・

 「Bigな大会社の社長をしているだろう」

 膨らむ夢、一方で、高校生になると・・・

 「暴走族をやっていました。リーダー格で周りの人も慕っている感じ」(高校の同級生)

 知人らによリますと、礒飛容疑者は地元・栃木で暴走族のリーダーをしていたといいます。しかし・・・

 「最後に会ったのは12年くらい前、友達の飲み会で会った。大人になった、ちょっとおとなしくなったかなという感じ」
Q.仕事は?
 「内装の仕事で職人をしていた」(小・中学校の同級生)

 一体、その後何があったのでしょうか。

 「うわさで『捕まったらしい』というのは聞きました。3〜4年前ですかね」(高校の同級生)

 「5月下旬に新潟刑務所を出所して栃木県にいた」(礒飛容疑者の供述)

 出所直後に話をした男性によりますと、磯飛容疑者は覚醒剤に手を出し2年ほど服役。出所した際には「金も仕事も頼る人もいない」と陰うつな様子だったといいます。犯行後、警察の取り調べに対し、磯飛容疑者は・・・

 「通帳に入った金20万円を引き出したのですが、『もうこれしかないのか・・・生きていくにはどうしたらいいのか』と思い、自殺しようかと思っていた」

 事件前日に知人を訪ねて大阪に来たという磯飛容疑者。刃物は犯行の1時間ほど前に購入したとみられています。

 「死に切れなかったので、人を刺して殺してしまえば死刑になると思ってやったことです」(礒飛京三容疑者)

 現在は落ち着いた様子で取り調べに応じているという磯飛容疑者。警察は引き続き犯行に至る経緯について調べを進めています。(11日17:52)

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