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Daytona BROS > 「栃木レザーのウォレットロープを作る」編み方講座 > Part.2 杉綾八本編み
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編み始め

八本編みの編み始め同様に、4本の革を真っ二つに折り、その折り目をナスカン(輪の小さい方を使用)に引っ掛ける。ここで目印として、写真のように革の銀面(表面)とトコ面(裏面)に数字をふる。長い方のヒモを外側2本とする。。

まずは、1のヒモを2のヒモの上に重ねてクロスさせる。

次に、1'のヒモの操作となる。後ろ側から2'と4のヒモの間を通して、1と2のヒモの間に持ってくる。


2'のヒモの操作。後ろ側から2と3'のヒモの間を通して、1と1'の間に持ってくる。2'のヒモが1のヒモの隣になるようにテンションを掛ける。

次に3'の操作となる。後ろ側から1と4のヒモの間を通して、1'と2'のヒモの間に持ってくる。3'のヒモが1'のヒモの隣になるように引っ張る。

続いて、4'のヒモの操作となる。後ろ側から1'と2のヒモの間を通して、2'と3'のヒモの間に持ってくる。4'のヒモが2'のヒモの隣になるようにする。ここで、全てのヒモが銀面側となる。

次に、3のヒモの操作となる。後ろ側から1と2'のヒモの間を通して、3'と4'のヒモの間に持ってくる。3のヒモが3'のヒモの隣になるように引っ張る。


4のヒモの操作。後ろ側から1'と3'のヒモの間を通して、3と4'のヒモの間に持ってくる。4のヒモが4'のヒモの隣になるように引っ張ってくる。

編みながら各ヒモを均一に引っ張りテンションを掛けることで、きれいな編み目となる。

ここまで来れば後は、7と8の作業を左右交互に繰り返していくこととなる。ある程度テンションを掛けながら、しっかり編んでいくことがポイントとなる。

編む長さの目安としては、40cm程度。編み上がったら、緩みがあるのでしっかりと引っ張り編み目を整える。さらに、机の上に置いて手の平でコロコロと転がし、編み目が均等になるようにする。

仕上げ

仕上げの工程は、八本編みも杉綾編みも同じとなる。ロープのウォレットに繋ぐ側の仕上げ作業には、ナスカンの輪の大きい方を使用する。最後まで丁寧に工程作業を行いたい。


まず、ヒモを4本ずつ左右に分ける。その片方の4本をナスカンの大きい輪のものに通していく。

先ほど通した4本とは別の側からナスカンに残りの4 本も通していく。全てのヒモが銀面(表面)を向くように整え、テンションを掛けていく。

ロープに巻き付けるために使用する、8本の中で一番長いヒモの先端をカッター等を使って尖らせる。

先ほど先端をカットしたヒモを使って、ナスカン側から5〜6周程度巻き付けてフリンジを作っていく。

巻き終わったら、内側に千枚通し等を使ってヒモを通しやすくする。箸など身の回りにあるもので代用しても可能。

千枚通しを使った所から、巻き終わったヒモを通していく。

通し終わったヒモをさらにナスカンの輪の部分にも通していく。

逆サイドの束の部分にも、千枚通し等を使ってヒモを通しやすくしてから、通していく。

フリンジ部分の長さをカッター等を使って調整して完成となる。

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