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Daytona BROS > 「栃木レザーのウォレットロープを作る」編み方講座 > Part.1 八本編み
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準備(確認)

付属のレザーロープキットには、長さの違うヒモが2本ずつと、ナスカンの輪の大小の違うものが1つずつ入っている。

編み始め

編み始めはロープのベルトループ側となる。ナスカンの輪の小さな方を使用して、4本のヒモをそれぞれ半分の長さまで通して行く。長い方のヒモを外側2本とする。

4本の革を真っ二つに折り、その折り目をナスカンに引っ掛ける。ここで目印として、写真のように革の銀面(表面)とトコ面(裏面)に数字をふる。トコ面側には銀面と同じ数字のダッシュとする。

まずは、1のヒモを2のヒモの上に重ねてクロスさせる。


1'のヒモを1と2'のヒモの間を通し、4と4'のヒモの後ろを通す。さらに、テンションを掛けながら、1と2のヒモの間に持ってくる。

次に、2'のヒモの操作となる。2と3'のヒモの間を通し、3のヒモの下、1'のヒモの上を通して、1と1'のヒモの間に持ってくる。

3'のヒモの操作。4と4'のヒモの間を通し、1のヒモの下、2'のヒモの上を通して、1'と2'のヒモの間に持ってくる。

次に、4'のヒモの操作。2と3のヒモの間を通し、1'のヒモの下、3'のヒモの上を通して、2'と3'のヒモの間に持ってくる。これで、全てのヒモが銀面側となる。

3のヒモの操作。後ろ側から1と4のヒモの間、2'のヒモの下、4'のヒモの上を通して、3'と4'の間に持ってくる。

次に4のヒモの操作。後ろ側から1'と2の間を通し、3'のヒモの下、3のヒモの上を通して、3と4'のヒモの間に持ってくる。各ヒモを引っ張りながらテンションを掛けて、しっかりと編み込んでいくのがポイント。

ここまで来れば後は、8と9の作業を左右交互に繰り返していくこととなる。テンションを掛けながらしっかり編んでいくときれいな仕上がりとなる。

編む長さの目安としては、40cm程度となる。編み上がったら、緩みがあるのでしっかりと引っ張り編み目を整えていく。

さらに、机の上に置いて手の平でコロコロと転がし、編み目が均等になるように整えいく。八本編みは、編み目を均一にすることが非常に難しいため、この工程でしっかり修正したい。

仕上げ

今度は、ロープをウォレットに繋げる側の仕上げ作業となる。ナスカンは、輪の大きい方を使用する。ここまで来れば後は簡単なので、一気に仕上げて行きたい。

まず、ヒモを4本ずつ左右に分ける。その片方の4本をナスカンの大きい輪のものに通していく。

先ほど通した4本とは別の側からナスカンに残りの4 本も通していく。全てのヒモが銀面(表面)を向くように整える。

ロープに巻き付ける用に、一番長いヒモの先端をカッター等を使って尖らせる。

先ほど先端をカットしたヒモを使って、5〜6周程度ロープに巻き付けてフリンジを作る。

巻き終わったら、内側に千枚通し等を使ってヒモを通しやすくする。箸など身の回りにあるもので代用してももちろんOKだ。

千枚通しを使った所から、巻き終わったヒモを通して行く。

さらに、ナスカン部分にも通し、反対側も同様に通していく。反対側でも千枚通し等を使うと通しやすい。通したヒモと同様にその他のヒモも引っ張って整える。

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