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2012年6月11日 (月)

梅を求めて小田原へ【梅練】 90km

今年は梅を漬けたい.梅と言ってもいろいろあるけれど、まずは去年ゆうちゃんに飲ませてもらった梅シロップのドリンクがとっても美味しかったから、あれを作りたい.
そして、梅干し.もう何年も前から作ってみたくて仕方なかった.今年こそ、やってみよう.

梅仕事の第一歩は良い梅を手に入れるところから.

梅と言えば関西では紀州和歌山.関東では小田原.そう小田原!うちからたった45km.自転車で買いに行ける梅の産地.これは神奈川県民としては【地産地消】したいところ.

地産地消と言えば…実はここのところずっと、近所の庭木の梅を物色する日々だったのだけれど…面識のないお宅へ突撃して、仮に成功し、梅を摘ませてもらえたとしても、お礼だなんだ、と考えたら面倒になってお金で解決することにした次第w
もちろん、近所の産直や農協も一通りチェックして情報収集.最寄りのメルカート(農協の直売所)では奇麗な青梅がキロ800円.翌日には売り切れ、泉区のファーマーズマーケットではこれまた大きく美しい青梅がキロ980円.これは私の『梅まつり』に影響されたどらちゃんが梅酒を漬けると言って購入した.
スーパーでは少し黄色がかった南高梅がキロ1280円.小田原産の青梅が980円〜1280円(サイズによる).

いやー.梅、高いなぁ…梅シロップごときじゃ…ダイドードリンコから出てる「梅よろし」を買った方がもしかして安いのでは?

自分で野菜を作っている目線でマーケットで売られている野菜を見ると、価格の中に一番感じるのは選別、包装、輸送コスト.
ってことは、やっぱり作っているところに行くのが一番安く良い梅が手に入るんじゃーないかという解に至る.

ということで、空っぽのリュック背負って一路小田原へ.お伴はどらごん先輩.大方の予想通り、荷物を持つために自ら志願wして来てくださった.ありがたいことです.

いつもなら、こんな時の下調べはたっぷり時間をかけて狙い撃ちして効率よく行こうとするちゅなどんなのだけれど、今回は珍しくぶっつけ本番、というか、何も調べて行かなかった.そう、まるで「小田原?行けばどこでも梅生えてんじゃね?」的に.

とは言え、いつも走っている小田原へのルート上に梅園なんて見たことない.いつも休憩する小田原のセブンイレブンまで行ってようやく、ポケットのiPhoneで唯一その名を知っていた【曽我梅林】をググる.
すると…なんだよ.国府津じゃん.
国府津は小田原より手前.要は行き過ぎだったということで、引き返す.
国府津と言えば、ポルシェのお友達あんでぃさんご夫婦がいらっしゃる.何度かお邪魔させていただいたお宅のすぐ側を通って、曽我梅林へ.
地図で確認していた梅林の場所には間違いなく、もう一つお目当てにしていた小田原ミルク工房のジェラート屋さんも見つけた.

だがしかし…想像していたのと違う.

私のイメージでは御坂や甲府の桃農家やぶどう農家のように、果樹の産地は産直で穫れたものを売る自宅兼店舗がずらーーーっと軒を連ねる「あの感じ」、だったんだけれど…ここにはごくごく普通の家と梅林しか…それになんだかとても静かで青梅の収穫のピークシーズンを迎えているとは思えない.
とりあえず、ジェラートでも食べて落ち着こう.湘南ゴールドという地元のみかんを使ったジェラートを食べて辺りの様子を伺う.
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すると、梅林からカゴを持って出てきた4人組!なんだあれは.摘み取りさせてくれるのか?ジェラートを食べるのに忙しい私に代わってどらちゃんが後を追う.しかし、彼らは向かいの梅農家の方だったらしく、摘んだ梅を持って帰りお昼ご飯の時間だったよう.むぅ.

ちょうど、一軒だけ店舗らしきものが目に入ったのでそこへ攻め込んでみる.が、店舗は営業しておらず、仕方がないwので駐車場から敷地内へ自転車を押し歩き「すいません〜、誰かいませんか〜」.(あつかましい)番犬の柴犬2頭に吠えられまくりの末、奥からでてきた女性に「青梅が欲しいんですけど」と聞いてみたら、なんとあっさり「いいですよ.今とってきたばっかりで選別終わってないからちょっと安くするよ」と.ここでキロ600円.
これはどらちゃんが自分の梅酒をもう一本ブランデーバージョンで漬けたいというので購入.
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ついでにここのご自宅の敷地の梅畑を見せていただく.もうなんと言うか、すごい.梅だらけ.実が成ってその重みで枝がたわみ、折れてしまっている小梅の木があった.こんなに成るんだね.梅って.
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落ちた実がなるだけ傷つかないよう、ふかふかに芝が敷かれていて、収穫の時はこの上にさらにシートを被せるそう.ほうほう.大事にされていますね.

せっかくここまで来たのだからもうちょっと見て行こう、と梅林の農道へ自転車で乗り込む.お昼時のせいか、あまり人の気配がなくて静か.道路脇の梅の木から買ってに落ちた梅がゴロゴロと…これ拾い集めるだけで十分なんだけどな…まぁ、それはやっちゃいかんよね.良識あるオトナとしてはーーーw
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そしてようやくもぎ取りと選別の作業中だったおじさんとおばさんを発見!「こんにちはー.その梅、欲しいんですけど、どこ行けば買えますか?」と聞いてみる.すると「いいよ、ここでー」って.ラッキ☆直接交渉開始!

1kgでいいんだけど、いくらですか?→いくらだったら買うの?

(…さっき1kg600円って言ってたからな…ええぃ!言っちゃえ!)500円じゃダメ?

すると.「じゃあ400円でいいよ.あと500(g)足したげる」 イエッス!やったーヽ(´▽`)/
正直、これ以上値切る気にならない値段を提示され、二つ返事で購入.ホクホクである.
梅農家のおばさんは『若いのにエライねぇ』ってほめてくれた.いや、ほんとはそんなに若くないんです…なんて余計なことは言わなかったけれど、自転車で戸塚から梅買いに来た、って言ったら、それはもう驚いて、喜んでくれた(笑)こういう時、自転車っていいな、ってつくづく思う.

月末くらいに梅干し用の完熟梅が穫れる頃、自転車で梅買いにこよう.そうしよう.

すでに1kgの梅酒用の梅を買った時点でリュックはどらごん先輩に貸していたので、ここで買った1.5kgの梅も同じリュックに追加投入.都合2.5kgの梅を背負ってもらって帰路につく.帰りはしかも追い風だし.ゴキゲンだ.(ありがとうございます)

ジェラート食べちゃったし、途中、水分足りなくなってポカリスエットと水買ったけど、1.5kg400円はうちの近辺で買う1/3くらいの価格である.ここまで梅練の収支?はプラスだ.

Img_1234
帰ってさっそく計量.1642g いいね.ちょっと多めだった.
さっそくお水につけてアクとり.その間に漬けるのに必要なアイテムを揃えに買い出し.と言っても、氷砂糖とお酢、そして容器の瓶だけでいいんだけど.
瓶かー.瓶なぁ…うちにある空き瓶はもう出払ってるし、やっぱ買うかー.とダイソーへ行ってみる.良さそうな800mlサイズを5本買って2本をサワー、3本をシロップと分けて作ればいいか、と5本(525円)買ったんだけど…蓋がステンレス…というのが気になり、却下.結局、保存便はOKストアでゴムパッキン付きのパルフェ1.5リットルサイズを3本(683円×3)買い直し.くそぅ.見誤った(くやしい).ダイソーのは返品してやるー.

夕食を終え、片付けを済ませて、梅仕事の時間.
水からあげた梅を一つ一つキッチンペーパーで拭き取り、成りクチを竹串で取り除く.地味な作業である.今日は3本の瓶に分けるから、数を数え易いように並べてみた.
Img_1240
全部で73個(虫食いのは除いて).せっかくこれだけたくさんあるし、全部同じように氷砂糖と梅で漬けるだけではつまんない、という気持ちがフッと湧き、沖縄で買ってきてた黒糖を混ぜたものを作ってみることにした.雑味が多いだろうから、全体の1割だけ黒糖で.というのを1本.
サワーもせっかくだから黒糖入り.あとは普通に氷砂糖と梅だけのシンプル仕様を一本.
Img_1241
以上、3本の梅仕事を終えたら、もう深夜だった.
瓶は結果的に、計ったようにピッタリだったので、梅500g、砂糖500gで漬けたい人にはこのパルフェ1.5リットルサイズをオススメと敢えてここに書いておく.

これをこれから2週間ほど、毎日ゆさゆさゆさゆさしてシアワセに過ごすのである.

これから1年、自転車のドリンク、これで全部賄っちゃる!という気合いとともに(笑)

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梅で検索して見に来る人のために敢えて価格とか細かく書いてます.あと、自分のメモ用てことでー.

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