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(27時間25分前に更新) |
【石垣】保守系の政治団体「頑張れ日本! 全国行動委員会」(水島総幹事長)メンバーや国会議員6人、石垣市職員1人、県外からの賛同者、八重山地域の漁業者ら計約120人が、市の行政区である尖閣諸島の周辺海域で集団漁業や調査活動を実施するとして9日夜、14隻の船団で石垣漁港を出港した。同諸島が日本領だとアピールし、実効支配を明らかにするのが目的。3度目となる今回は初めて市職員も同行した。上陸はしない。
一方、同諸島の購入計画を進める東京都は当初、職員2人を同行させる予定だったが、8日までに派遣を中止した。同日の記者会見で石原慎太郎都知事は「非常に政治色が強いグループ、自粛した」と説明した。
市職員の同行について中山義隆市長は「市として優良な漁場である尖閣諸島周辺を確認する必要がある。主催が政治団体であっても、船を出すのは石垣の漁民。市が独自に調査するとしても同じことだ。問題はない」と述べた。