予想どおり、イタリアが生き残りました。
フランスはリベリーの負傷交代で攻撃のパターンが狭くなり、さらにアビダルの一発レッドでほぼ勝負あり。
エリア内での得点機会の阻止+うしろからのタックルでPKとカードは当然だと思いましたが、レッドは厳しい・・・判定でゲーム決まってしまったのは残念ですが、アビダルが悪いです。
イタリアの追加点はFK。アンリが絶妙にコースを変えてしまいました。
しかし、ピルロからトーニへの一本のパスは、ほんとにおそろしい。そのピルロと相棒のガッツが出場できないというのが、スペインにとっては好材料でしょうか。
それにしても、グループCで一番勝ち上がってほしくなかったイタリアと当たるとは・・・。
無敵艦隊の轟沈が目に浮かぶようです・・・。
オランダvsルーマニア。
同時刻開催なので、こちらは録画で。
前半のオランダの最大のチャンスは、フンテラールが落としたボールをロッベンがさらい、GKと一対一になったものの、シュートは枠外へ。
ルーマニアも前半終了間際、左サイドでムトゥとラツのパスワークから中央へ折り返したボールをニクラエがスルーして、最後はコドレアのミドルという決定機がありました。
後半はルーマニアが攻勢。オランダは裏を狙う動きが活発に。
フンテラールのゴールでオランダ先制。ルーマニアも追いつくチャンスはありましたが、エリア内でムトゥのキックがミートせず、ペトレのバイシクルもバーの上へ。
けっきょく、絶好調のファン・ペルシーがゴール左上にシュートを叩きこんで、ルーマニアの望みを断ちました。
オランダ“B”でも強い。
昨日観たオーストリアvsドイツ。
マリオ・ゴメスがQBK。真上にボールが上がってしまいましたが、コースが変わったかバウンドの関係だと思います。
リーガファンにはおなじみのメフート・ゴンサレスさんが両監督を退席処分にして、一気にゲームの主役へ。
バラックのFKでドイツが順当に勝ったわけですが、気がかりなのはクローゼの不調です。
ポーランドvsクロアチア。
メンバーが替わってもクロアチアは守備の寄せがいいですね。
ポーランドではやはりボルツの活躍が目立ってました。ロジェールの枠外に外れたシュートは、動きとボールコントロールは完璧だった・・・。スモラレクがクロス受けて反転シュートするも、ゴールならず。決まりませんでしたがすばらしいシュートでした。
トルコが衝撃的な逆転で決勝トーナメントへ。
じつは前半、チェコがコレルの理想的なゴールで先制してから、後半40分すぎまで寝てしまいました。
起きた時点で、スコアは1-2でチェコがリード。
時間も時間だし、GKはツェフだし、もうトルコには勝機はないかなと思っていたんですが・・・。
ニハト!
リーガでおなじみの彼がとんでもないことをやってのけました。
昨日のビジャにも震えましたが、今日のニハトもコズミックビーイングと化してました。
しかし、わからないもんですね。カシージャス、ブッフォンと並び称される名手ツェフが、まさかのファンブル・・・そしてニハトの目の前にボールが。
決勝点も、GKとしてはどうしようもないシュートでした。
スイスvsポルトガル。
同時刻キックオフだったので、こちらは録画で観ました。
CMパンク似のヤキンがみごとな動きでDFラインの裏へ抜け出し、ストイックにリカルドの股を抜きました。
そしてPKでもヤキンがすごいコースに決めて勝負あり。C! M! パンク!
ポルトガルはデコがいないといまひとつリズムが出ませんね。
試合後、クーン監督への感謝の横断幕をかかげるスイスの選手たちとサポーター。いい光景でした。
画像は使い回し。
スペインの先制はショートコーナーからのトリックプレー。
しかし、その後はスウェーデンのペースでした。ラーションのポストを受けてエルマンデルが裏へ抜け出してシュート、一対一でカシージャスの頭上を狙ったラーションのシュートなど、決定的ピンチ・・・。
プジョルがズラタンについていたけど、まるで大人と子供ですねー。
で、ズラタンの身体能力でゴールを割られて同点。
バルサのCFの獲得候補だそうですが・・・ないでしょうね。来シーズンのインテルは悪のカリスマ・モウリーニョだし。
プジョルの負傷交代につづいて、後半にはイニエスタとシャビ→セスク、カソルラで、ピッチからバルサ勢がいなくなっちゃいました。まあ、イニエスタはパスもドリブルも冴えがなかったので仕方ないかも。現に、交代してからスペインのパスワークがスムーズになりました。ズラタンがいなくなったのも非常にありがたい。
決勝点はアディショナルタイム。カプデビラからの縦パス一本を冷静に決めるビジャ。千葉の巻選手のようにDFといっしょにつぶれたトーレス。興奮に打ち震えました。
ギリシャvsロシア。
スペインファンとしてはロシアが勝ってくれるのがありがたかったんですが、心情的にヒディンク監督は好きではないのでギリシャを応援してました。
結果はロシア勝利。
ただ、アディショナルタイムに留めを刺す絶好のチャンスがあったのに、決められなかった。オランダやスペインが決めてきたようなチャンスを、ロシアは生かせない。大きな差なのかもしれません。
画像は雑誌コラムのボツ絵。
オランダ強すぎ。
前半はオランダのボールへの寄せが速かったです。
後半立ちあがりからはフランスのペース。しかしアンリのループが枠を外れたりと、決められるときに決めきれず。
オランダの二点目、ファン・ペルシーのゴールは、ファン・ニステルローイがライン際でがんばったのが生きました。
ロッベンのゴールは角度がないところから、サニョルとテュラムのマークを気にせずにシュート。積極性が結果につながりましたね。
3-1でリードしてても、ロスタイムまで得点を狙うオランダの姿勢はすばらしい。
ルーマニア戦では、もっとパスを回しての遅攻を観たいです。
イタリアvsルーマニア。
ルーマニアは前半、コントラのサイドで二回ほどきれいなパスワークがありました(崩せたのは一回)。
イタリアはどうもツキがない・・・。
不利な判定があったため、トーニが主審を試すようなプレーをしたり、かなりイライラしてたように見えました。
そんな中で輝きを放ったブッフォン。
このPKセーブによってアズーリはよみがえり、グループ突破、さらに決勝まで行く気がします。
ないと思いますが、オランダがイタリアとフランスをはじき出すため、わざとルーマニアに負けるようなことは・・・。
画像は雑誌のボツのひとつ。
ドイツまさかの黒星。
どうもクローゼがあまり調子がよくないです。
そしてシュヴァインシュタイガーはあほうです。どこのチームにもひとりはこういうキャラがいますけど。
オーストリアvsポーランド。
最後のPKは主審が空気を読んだのかもしれませんが、前半のオーストリアの戦いぶりはすばらしかった。
そしてボルツの当たりっぷりがまたすごい。さすがセルティックの要です。
オーストリアは意外とセイフティにクリアするよりも、つないでカウンターにつなげようとするんですね。前半はチェックが速くて、こぼれ球に対してポーランドの選手よりも一歩二歩まさっていた気がします。
前半で4点ぶんくらいあった決定機をひとつでもモノにしてたら・・・(おもにハルニクが)。
残念ながら、選手の能力では出場国中でも一番劣ると思うので、最後の精度の部分で決めきれなかったのですが、クロアチア戦につづいて国の代表としてのプライド、攻めて戦う気持ちを大いに見せてくれたと思います。
すでに敗退はしたものの、スイスも「負けないこと」よりも「勝つために戦うこと」を選んで敗れたわけですから、国民はチームを誇ってほしいです。
画像はおでこに柿の種をつけられるという辱めを受けるベルティカさん。